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マスター就任の挨拶に代えて

うたこ_tar

06/02/28 00:22

そうやって目的もなく公園をふらつくのが私の休日の過ごし方だった。いつものベンチに腰を降ろし、ただ漠然と空を仰ぐ。
ふと向かいのベンチに目をやると、女の子が座っていた。肩まである艶やかな緑の黒髪がこの春の日差しをさらに柔らかなものにしているかのようだった。
私はその美しさにただただ見入っていた。どこか懐かしささえ感じる。
いや、私は知っている。彼女は、
そう、彼女は私の初恋の女性だ！
いや、そんなバカな話はない。私の知っている２０年前の彼女と少しも違わない、若いままの姿。
どう考えてもありえない話だ。

頭では理解していた。しかし私の心はそんな常識などものともしなかった。あの人が、２０年前と同じ姿で私の前にいる。
２０年前に戻った若い私は胸を躍らせながら、いつの間にか彼女に声を掛けていた。
「さゆりさん！」

少女の訝しげな表情を目の当たりにして、私の心は現在の、いつもの休日へと引き戻されていた。
「しまった・・・」
わたしの顔は紅潮し、額には冷や汗がにじんでいた。
すると少女は首を小さく傾げ、私にこう言った。
「どうして・・・母の名前を・・・？」

霧島美冬

なんかぼくの駄文とほぼ同時刻に書き込みをされてしまったようで。何故でしょう？　ひどく罪悪感があるのですが…。ぼく、何も悪くないのに。ともかく、就任のご挨拶お疲れ様でした。終業式の校長先生の挨拶よりも為になるお話でした。これからもリパーストのっていうかぼくの汚名を返上出来るように頑張っていってください。ぼくはとりあえず、「緑の黒髪」ってどんなのか聞けさえすればそれで良いです。 06/02/28 00:35

霧島美冬

そしてやはりムカつかれていた。 06/02/28 00:37

うたこ_tar

みどりの黒髪とは瑞々しいとか艶やかという意味だ。つまり、意味が重複してた・・・ 06/03/01 02:22

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