マビノギ

すぺしねふ

22/04/07 16:01

ど～もど～も。
久しぶりのこのシリーズ、もちろん、おいらが勝手に書いているだけなんだけれど、こうやってネタを書くついでに、調べ物もついでに行っていて、自分なりに勉強になっていたりする。

さて、今回は、最近あまり地元スーパーでも見かけなくなった、「コンペイトウ」について。

コンペイトウは、一般的には、じんわりと熱した鍋そのものを回転させながら、核となるケシの実に、溶かした砂糖を絡めて作るお菓子のこと。
もともとはポルトガルのお菓子で、戦国時代、織田信長に献上したという記録が残っているそうだ。今から４００年以上前のことだね。
当時は砂糖は非常に貴重な甘味で、価格も当然高い。なので、裕福な家庭でなければ食べる事ができなかったお菓子のようだ。
また、金平糖を作る職人が、金平糖を作るための大きな専用の鍋を背負って全国各地を渡り歩いていたこともあるらしいね。
実際の金平糖作りの様子は、YouTubeにアップロードされているから興味があればどうぞ♪

で。
おいらの地元徳島では…徳島を含む四国四県では、お遍路さんによる四国霊場巡りが有名だけれど、そのうちのひとつ、徳島の焼山寺というお寺。
このお寺は、高い山の山頂近くにあるお寺で、その道中は非常に厳しく、急な坂を登っていかなければならない。なので、「遍路転がし」、つまり転倒すると下で転がってしまう危険な道だとされている。
この道中には、無人販売所がいくつかあるんだけれど、そこでは、しょうが味の、ちょっといびつな形の金平糖が売られていたりする。
また、ちと調べてみると、他にもいろんな味の金平糖があるそうだ。

ところで。
興味深いのが、金平糖が、その製造工程において、ウニみたいなトゲトゲがなぜできるのかについて、科学的にはまだ解明されていないっぽい。
戦前、日本において、解明しようとした動きはあったそうなんだけれど、結局仮説どまりで解らなかったようだね。
今の科学の力を用いれば、その理由がわかるような気がするんだけれど、実際のところどうなんだろ。

まあともあれ、昔ながらの素朴な味のコンペイトウ。おそらく、この書き込みを見ている人も、最近食べた事がないんじゃないかなあ。
なので、スーパーなどで見かけたら、せっかくの機会だし、気が向いたら実際に買って食べてみるのもいいかもね。