マビノギ

エルトミュウ

07/06/05 20:30

どうも。
ネットカフェでインしてゲットした爆弾を連発してログアウトするエルトミュウです。
 
無論ギルメンにバレないように設定はオフラインです。
 
 
ところで、最近の２次元世界では、普段女装しているオトコノコとか多いのでしょうか。
わたし的には可愛ければ何でも本能で喰っちまうのですが
３次元じゃぁなかなか有得ないわな。
 
同性に掘ら・・・惚れられるような人物にはなかなか巡りあってきませんでした。
 
 
と、言う事で、思わずドキッ・・・！とした同性の仕草や言葉を大募集。
わたしの場合はマクドナルドで友人に、
 
「ナゲットのケチャップ使う？」
 
と差し出されたときに
　
きゅん・・・
 
としました。
その友人とは小学校からの幼馴染で、中学も一緒の学校へ通っていました。
しかし、高校は別々になってしまい、更に友人の家の都合で遠くの町へ引っ越してしまったのです。
 
しばらくの間はメールでのやりとりや朝型まで長電話をしたりと
それまでと何ら変わらない日々を過ごしていましたが、
いつの間にか疎遠になってしまい、
 
わたし自信、その友人の事を考える余裕がなくなってしまいました。
 
薄情な人間と思われるかもしれませんが、
新しい学校生活や人付き合いに精一杯になってしまい、あんなに仲のよかった友人の事を気にも止めなくなってしまったのです。
 
しかし、高校卒業間近に迫る有る日、駅に向かう途中で、後ろから名前を呼ばれました。
振り返るとそこには、 
 
「久しぶりだね」
 
少し大人びた服装をしていましたが、間違いなく幼馴染の友人でした。
 
でも、何年もあっていなかった親友なのに、不思議と驚いたり嬉しかったわけではありません。
本当に「久しぶり」と感じるだけでした。
それからわたし達は、3年近くのブランクを感じさせる事もないくらい
普通に会話を弾ませていました。
わたしは会話の中で、ふと友人に聞きました。
 
「今は何をしているの？」
 
友人は、
 
「実は高校中退したんだ」
 
と、
今は知り合いのおじさんの定食屋で働いていると。
わたしはやっぱり、驚きもしませんでしたし、
「ふうん。そっか。」としか言いませんでしたが、少し友人が羨ましく感じました。
何故ならわたし自信、これからの進路や将来を迷い、大学進学しようかどうか迷っていたからです。
周りに流され続けてきた自分に比べ、友人は自分の意思で人生を歩んでいる。
幼馴染でずっと同じ道をあるいてきたはずなのに、いつのまにか違う道を独り歩む友人が羨ましかったのです。
 
聞けば働きながら、いくつかの資格を取るための勉強もしているとか。
そんなことを、目を輝かせながら楽しそうに語る友人。
話しているうちに駅につき、ここでわたしは学校へ、友人は仕事へと別れました。
 
ほんの5分程度の語らいでしたが、3年分の色々な気持ちを詰め込んだみたいな貴重な時間に感じました。
 
そのとき、わたしの携帯のバイブレーターが震えていることに気づき、
メールの着信を知らせてきました。
メールを開いてみると、いま別れたばかりの友人からで、
 
『メールするのも久しぶり。今度、一緒に遊びに行こうね。』
 
シンプルにそう書いてありました。
発車する電車の中で
わたしはそのメールに一言、返信をしました。
 
『　　　　　　　　　』
 
と、シンプルに。
 
 
【ナゲットとケチャップ物語・完】