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雪原のクロス |
07/08/19 17:56 |
無断でパロディです。
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ある日、ひと気のないガイレフの丘。
その道端に、短剣を携えた一人の男が、座っていました。
男は昼間の暑い光の中、片手を地面につき、片膝を立てたまま座っていました。
額の汗が玉になっています。
「あのぅ…」
道を通りかかった少年、まだ15にもなっていない子が、話しかけてきました。
まだ幼く、細い体躯ですが、背中に立派なドラゴンシールドを背負っていて、
その上馬に乗っています。
「料理を買ってくれませんか?」
そういうと少年は、イチゴ牛乳を差し出しました。
男はそれを受け取り、代わりに5G支払いました。
男は、お礼になるか分からないが、知っていることを正直に教えよう、と言いました。
すると少年は言いました。
「僕の料理をもっとたくさんの人に食べてほしいんです。
僕の父さんは、もういないけど、立派な料理人でした。
父さんは死に際に、旅をして自分の料理を磨けといって盾と馬を形見にくれました。
だから、僕はたくさんの人が、僕の料理を食べて、意見をくれる所を探してます。」
男は、この先のバンホールがいい、あそこは料理屋がないから、と言いました。
少年は感激してお礼を言い、馬はバンホールに向かって歩き始めました。
男は最後に、引っかかったなクチチと言いました。
少年は首だけ地面に落ち男はドラゴンシールドを取り少年の体は海に投げ捨てました。
※ ※ ※
ガイレフの丘の道端に、木刀を携えた男が座っていました。
沈みかけた夕日の光を背中に浴びて、イチゴ牛乳を飲みながら座っていました。
「おい。」
道を通りかかった、たぶん盗賊であろう輩が、弱々しい低い声で呼びました。
頑強な体で、背中にドラゴンブレイドを差しています。なぜか元気がなさそうです。
「こいつを貰ってくれないか、売っても金にならねぇし、俺が持ってる意味もねえ。」
そういうと盗賊は、何らかの通行証を投げてよこしました。
男は、お礼になるか分からないが、知っていることを正直に教えよう、と言いました。
すると盗賊は言いました。
「たったさっき詐欺に遭っちまってなぁ、もう金がねえんだよ。
かといってあんたは武器も持ってるし、いま体力がなくなったらどうしようもねえ。
なんか、いい金になることはねえか?」
男は、あんたが持ってるドラゴンブレイドをくれ、ドラゴンシールドを変わりにくれてやるといいました。
男は元気を取り戻してお礼をいい、龍剣と龍盾を交換しました。
※ ※ ※
ガイレフの丘の道端に、短剣を携えた男が座っていました。
上からの月明かりが、男や、荒れた道を照らしていました。
男はドラゴンブレイドを磨いていました。
遠く、バンホールの方向から、警察が駆けてきました。
話では料理人が殺害されたらしい。
ドラゴンブレイドを磨いていた紙は、その料理人が持っていたレシピだったことは警察は気づきませんでした。
男は立ち上がり、どこへともなく去って行きました。
月はガイレフの丘を、いつもと変わらず照らしていました。
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こんなのロックじゃねえか、とか無断で盗作すんなというお言葉があれば消します
すみませんでした! 木刀狼様!