マビノギ

ラフレアム_mor

11/02/16 03:42

生き残るってことは実は死ぬよりも勇気がいるんだよね。
だって死んでしまえばそこで終わりでめでたしめでたしなのに、
それを先延ばしして直面し続けることになるのだからね。

死をなんだか知らない人にとって死ほど怖いものはないんだろうな。
大きな病気をしたことのある人とか、
臨死体験をしたことがある人とかが、
突然、生まれ変わったように大きな仕事をしたりするけど、
あるいはそういう志を持とうとするけど、
それって死を知ってるという安心感かもしれないね。

つまり死を知ってるということが一番大きな勇気になるというか。

私はこれまでに２度、人に社会的に殺されてきたし、
一度は実際に走馬灯も見てきたし、
死後の世界を体験もしてきたけど、
まああれは耐えがたいって感じではなかったよ。

むしろ毎日不安やイライラの中で過ごす現代社会の方が、
よっぽど地獄だよね。
臆病で弱虫な究極の勇気ある私から見て、
どうでもいい人たちのために世界はあるんじゃないんだよね、
とは思う。

いいけど。

オウム真理教とか勝手にポアとか言ってどうでもいい人生をバカにしたけど、
違うんだよね。
どうでもいい人生から先を見据えた人生に変化させることの方が、
大事なことなんだよね。

たいていの人はハイデガーの言うおしゃべりと好奇心に惑わされて生きてる。
死の不安から逃れるためにそれを忘れることにしている。

不安は知らないことから起こる。

まあ、私が死を知ってるけど怖がるほどのもんじゃないって、
ここで伝えたとしても、誰もが同じ死の体験をする保証はないし、
何の慰めにもならないのかもしれないけど、
この世界で一番苦しいのは、世界は周りに存在するのに、
自分はどこまで行っても孤独なんだと思い知らされる時なんだよね。

今、私は３度目の社会的な死を迎えつつ、
親との縁もきり、天涯孤独をあえて選択しているけど、
普通に欲望にしたがって行動していると、
自分が本当に好きな人とは勝手にどんどんつながってしまう。

不思議だよね。
自分はなにも必要ないと思って、
むしろ分け与えたいと思ってるものの方が、
向こうから逆にどんどん私に降り注いできてしまうのだから。

こんな風に生きていると、
望みの物が欲しい時には素直にそれを望み、
そのものに対して愛情と理解を示すだけでうまくいくことがわかる。

人生を生きるってシンプルに考えると簡単だ。



さあ、この狂った一看護師の言葉から、
真実のかけらを手にするのは誰だろう・・・

死を避けるものとしてではなく、
孤独を恐れるものとしてではなく、
まっすぐに見てそれでも平然とできる、
これを死を経験せずにできるとしたら、
それは私にもない勇気だなぁと思うわけである。

世界の王にふさわしい。

ま、王ったって私は従わないし、
従うことを求めるようなのは王じゃないけどね。
自身はなにも必要とせず、
自身は与えることを喜びの代償なく当然と思える。

徳治主義というのは、そういう世界のことなのだが、
それは実現するだろうか。


私もせいぜい実現に手を貸そうと思うけど、
それにはすでにそういう仕事をしている人たちと、
連絡し合うこともそろそろ必要なのかな。



女の人の中には私のことはどうでもいいと思ってる人がいる。
一番多い勢力だ。
私のことを大切に思ってくれる人がいる。
私の周りにいる人たちだ。
私を憎んでいる人がいる。
私が期待に応えないから。


私をどう思っててもいいけど、
自分の感情を素直に表現できる勇気は、
死を経験することよりも大きな勇気だなぁと思う。
そんな課題をあたえてしまった女性たちに詫びながら、
このわけのわからない考察を終える。


マビってすごいゲームだよ。