マビノギ

みゃあちゃん

11/02/10 14:24

飼い猫に佐賀牛のステーキ肉を強奪されてはや数日・・・。

「にゃ～」

寝る前にベッドでワイヤレスのマウスとキーボードでマビっていたら飼い猫がベッドに上がってきた。

半身起こしている私の腹の上に上ってくると一声啼いて私を見上げた。　　裾をめくって羽根布団の中に入れろと言っているのだ。

「なんやおまえ、もう寝るとや？」

しばらく腹の上で愛撫してやる・・・ん？　こ、こいつあきらかに以前より肥えてやがる！　と思ったら数日前のあの恨みが蘇ってきた。

「おまえ太りすぎったい！　少しは運動せんや、いつもいつもゴロゴロしてからくさ・・・。」

ポテポテした腹をなでたりさすったり、耳の後ろを掻いてやったり・・・。

ごろごろと喉を鳴らす飼い猫・・・。

「だいたいがくさ、ご主人様のメシを横取りしやがって何様のつもりや？　おまいにはオレよりいいモン食わせてやっとろうが？　ノミ取り首輪とか美容室にも連れていってやっとろうが？」

延々とグチが口をついてくる・・・。

「棚の上に飛び乗って飾ってあったボブチャウ・カスタム落としたのもおまいやろが？　あれ高かったっぜ？　わかっとるとや？」

なんとなく小言を言われてるのがわかったのであろう、居心地悪くなったのか立ち上がって逃げようとする飼い猫・・・。

「またんやキサン、まだ話は終わっとらんたい」

むんずとシッポを掴んで引き戻す私、両手で抱えあげてお互いの鼻と鼻をくっつけて小言は続く・・・。

「だいたいがくさ、飼い主のオレよりも○○（彼女の名）のほうに懐くとかありえんやろ？　こないだもオレよりもおまえのお土産の方がいいモンやったろが？」

「うにゃ～ぐるぐるぐる・・・」

奴が不機嫌な声を上げ始めた・・・と！

「フニャーッ！ガブリ！」

「ぎゃ～～っっ！！！」

両前脚のツメで私の顔を引き寄せ、思いっきり鼻の頭に噛み付かれた・・・。

「いって～！！！」

慌てて鏡を見ると・・・両頬に引っかき傷、鼻の頭にはキバの痕が・・・。

翌朝バンソーコー貼って会社行ったら口々に”なんや彼女とケンカしたとや？”って聞かれた・・・。

まさか猫にやられたとは言えんかった・・・情けない～！！！

お仕置き（仕返しではない）としてメシ減量の刑（肥えすぎのためのダイエット、けしてイジメでは・・・）の刑を執行中です・・・。

猫でもやっぱり悪意って伝わるのね・・・気をつけよっと・・・。