マビノギ

菜摘

09/06/15 14:22

久しぶりに魚屋を覗いたら珍しいものが置いてあったのでさっそく買ってきた。

”マグロの血合い”のパックだ。　１キロ３００円の格安だった。

帰宅の道すがらどう料理するかウキウキしながら途中でいろいろと野菜や調味料を買い込んだ。

”にゃ～ん”

”ただいま～おとなしくしてたか？　（もしくはいい子にしてたか？　すっかり口癖になった）”

にゃん公の頭を撫でてやりキッチンへ・・・。
手を洗ってさっそく調理開始！　なにやら鼻が効くのかにゃん公もついてくる。
調理スペースとコンロ付近には絶対上らないように躾けてるので、にゃん公はキッチンと居間を隔てるカウンターの仕切りの上に座ってこちらの手元を覗き込んでる。
パックのラップを破るとにゃん公が俄然そわそわしだした・・・。

”にゃ～ん！！！にゃ～ん！！！　フーッグルグルグル・・・”

どうやら魚か血の匂いに反応してるらしい・・・降りたいが降りたらお仕置きうけるのを知ってるのでにゃん公のジレンマは相当なものだろな・・・。
血合いの塊から固い部分を愛用のガーバー・マスキーで切り分けながらときどきにゃん公に切れ端を目の前でぶら下げて見せ付けてみた。
にゃん公はカウンターから落ちそうになるくらい精一杯鼻先を伸ばして匂いを嗅ぎ、口を開けて噛み付こうと必死にがんばってる。

”ふはははは・・・欲しいか？　欲しいか？　ほ～れ、ほ～れ！”

肉片をつまんだ指先をにゃん公の鼻先で踊らせ、食いつこうとした瞬間にスッとレンジアウトさせてはにゃん公の必死な動きを楽しんでおりました。
肉片つまんだ指先で”あっちむいてホイ！”で遊んでやりながら少しづつマグロを与えてやりました。

なんというか反応と食いっぷりが違いますね～。

いくつか大きい塊あげたんですが、”フーッ、ガツガツガツ・・・グルグルグル・・ニャフフフ～！”といままで聞いたことない唸り声あげながら肉に食らいついていました。
おもしろがって取り上げようとすると”ギャーオ！フ～ッ！！！”って威嚇するする・・・。
猫にもごちそういうかうまい食い物の味覚概念あるんですね・・・。
そういえばいつだったかカレイの唐揚げ半身あげたとき、ホネだけ残してきれいに身だけ食べてたなぁ・・・。
猫のクセにホネを残すとは何事だ～！？って持ってきてくれたリアカノ呆れてた。

塊ひとつもらうとカウンターから飛び降りてお気に入りの場所まで持っていって大喜びで咀嚼してる音がクチャクチャと・・・。

私のほうは血合いのバター焼きと生姜で煮込んだ大和煮、唐揚げに刺身でおいしくいただきました。

ただいつもの弊害が・・・よろこんでくれるのはいいんですが、その後しばらくは通常のカリカリや猫缶には見向きもしないんですよね～・・・。

私がいつも一個１００円の特売缶詰食ってるとき、こいつは一缶２００円前後の高い缶詰食ってやがるし・・・。
一缶６９円とかの猫缶には見向きもしないんでやんの・・・。

”仕方がないやっちゃな～・・・”

とかぶつくさ言いながら結局買って与えてる私は飼い主としては失格なんですかね～？

ただ、前の飼い猫が死んだとき、あのときこうしてやればよかった！とか、もっといいのあげてやればよかった！って後悔で苦しんだことがあって・・・。

はい、おそらく悪い飼い主です、私・・・。

一度スパルタンな飼い主様の躾けのお話聞きたいです。