エルフマンの手記6 |
エルフマン_mar | 09/05/28 00:42 |
ついにその時は来た。
大地が唸りをあげ、暗闇の中をジャイアントが襲ってきたのである。
エルフ兵「ジャイアントだ・・・!やつらが来たぞッ!」
エルフ指揮官「戦闘配置だッ!急げぇ!」
騒然となったダンバートンに、いよいよジャイアントが押し寄せてくる。
エルフ指揮官「構え!」
寸分の狂いもなく、一斉に矢が天を仰ぐ。
もうすでにジャイアント達の姿がはっきりと見える距離だった。
無数に引き絞られる弦の音はまるで外壁がきしんでいるような音だ。
エルフ指揮官「撃てぇ!!」
例の轟音が空を切り裂き、雨のようにジャイアントへと降り注ぐ。
おびただしい断末魔が聞こえてくるが、油断はできない。
すでに第二波をあびせるために矢がつがえられていた。
しかしジャイアントも学習はする。
エルフ兵「あ、ああああああああ!」
巨大な岩石が飛んできたのだ。
それは弓兵ごと外壁を削り取ったのである。
エルフ指揮官「ひるむな!撃て・・・・?!」
弾丸のごとく飛来する岩石に、指揮官までもが倒れてしまった。
それこそ「投げるもの」などいくらでもある。
指揮官を失った外壁上は統率が乱れ、すでに士気は無くなっていた。
残った弓兵は矢を撃つが、むなしく岩石に押しつぶされていくばかりだ。
まったくこんなはずではなかった。
予想外の被害に本部も混乱しているのか、撤退命令も下らない。
あっけなく、これほどあっけなく状況が不利になるとは。
すでに門前にはジャイアントが到達しており、突破されるのも時間の問題だった。
つづく
カキタタ_mar | 続きが気になる終わり方 09/05/28 00:46 |
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