エルフマンの手記5(5だっけ) |
エルフマン_mar | 09/05/21 15:21 |
日が落ちたダンバートンを不気味な静けさが包んでいた。
「静けさ」というのは音の問題ではない。
エルフ達が歩き回る音や、しゃべり声、設置された松明が燃える音、それこそ「音」などそこら中にある。
だが、いまダンバートンを包んでいる「静けさ」は、緊張、そう、「緊張感」なのだ。
あれから部隊はすぐさまダンバートンを拠点とすべく、休む暇がなかった。
外壁の上に一般弓兵、中心となる広場には熟練した対接近戦のエルフ達が陣取っている。
本部は学校。
通りにはいくつもの防護壁が設置されており、極力接近戦を避ける方針のようだ。
私は羅臼と外壁の上の部隊に加わっていた。
この闇の中、一見して弓は不利なように思える。
しかしエルフというのは、目印になるものなどなにもない無限の砂漠地帯で育つ種族。
頼れるのは己が判断力と、少しの変化も見逃さない「目」だ。
その歴史は古く、砂漠で狩りを行っていた先祖から受け継がれてきたものだ。
当時は数キロ先の獲物を捕えうる視力を持った者もいたそうだ。
ゆえに、闇の中でもエルフは常人以上の視界を持っている。
その優れた「目」を持って、この戦いに何を見出すのだろうか。
つづく
遊斗_cic | はいはい面白い面白い 09/05/21 15:23 |
アボロ | 普通に面白いっす 09/05/21 15:35 |
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