マビノギ

ウィノア_mar

09/05/13 14:03

(　･ω･)□ぺラ

昔、昔、ある所に、王様の耳がロバの耳だと知ってしまった青年がおりました

青年はそれを誰かに言いたくて言いたくてしょうがなくなりましたが

それを誰かに喋ると王様に『ヤロテメブッコロス』っと脅されていました

しかし青年は我慢できなくなりもぅどうにかしてこの事を叫びたくなってしまい

人里離れた森の中にあった乾いた古井戸に首をつっこみこぅ叫びました

『王様の耳はロバの耳ーーーー』　すっきりしました。


後日、酒に酔った青年は何時もなら井戸に向かって叫んでいた秘密をつい口走ってしまい

王様にくびちょんぱされましたとさ。


(　･ω･)□パラ

昔、ある所に、秘密のお話をついつい小耳にはさんじゃう奥様がいらしゃいました

そぅ奥様は魔女だったのです。

奥様は魔法の呪文でご近所の秘密を覗いてしまう癖がありました

あぁ、誰かに話したい、あんな秘密やこんな秘密を、あぁ誰かに聴かせたい、あんな事やこんな事

でも、それは魔女としてしてはいけない事、あぁでももぅ我慢できない

そこで奥様は裏庭にあった古い井戸に首をつっこんで秘密の話を叫んでみました

井戸の中に響く自分の声が反響しそのまま井戸の底に消えていきました

『あぁ、すっきりした』奥様ご満悦。

その夜、裏庭の井戸から変な音が・・・いや、声が・・・

それは昼間に井戸に向かって叫んだ秘密の話

それが井戸の中から漏れてきたのでした

勿論ご近所に聞かれまくりで恥ずかしいたらありゃしない

次の日、奥様は井戸の中を調べにきました、中で誰かが聞いていたんじゃなかろうか?

と、身を乗り出して足を滑らせて井戸の中に落ちてしまいましたとさ。



(　･ω･)□うぃ～ん

見たら７日後に〇ぬテープを再生します。

ある所に井戸がありました。

皿 ((m(|||Дﾟ)彡 ｻﾀﾞｺｼﾞｬｧｰ!!　　ｸﾙ～ｷｯﾄ～ｸﾙ～

はい。



(　･ω･)そして現在、人々は新しい井戸を求めています。

深く深く求めています。

たとえ底に水がなく、乾いた土しかなく、潤いを得られなくとも。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ウィノア童話第108章

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『井戸を見たら蓋をしろ』