マビノギ

菜摘

09/04/04 09:48

私は大藪春彦氏の大ファンです

中学生の頃から読み始め、ほとんどの作品を読んでいます
氏の作品といえば徹底したリアリズムの世界と実体験に基づいた描写で有名です
銃器･刀剣・政治･経済･金融･歴史・料理・車両・軍関係･兵装関係・医療・薬品エトセトラ、エトセトラでとにかく詳細に描写されています
・・・もちろん性描写等も・・・（すごいぞ）
大藪作品が最初のハードボイルドだったので、他の作家の作品は読めなくなりました。
作品から得た知識は普通では知る事の出来ない専門書のような知識の宝庫みたいでした。（そのせいかＴＶや映画でのアラが目立つこと目立つこと・・・）

さて本題、氏の作品を愛読しているせいか私の趣味は”ナイフ・コレクター”です
ここんとこバカが通り魔などの犯罪に使ったせいで肩身がせまいですけど・・・
ネット・オークションなどを利用して氏の作品に登場したナイフなどを集めては実際に使ってみています(料理等で）
中には普通には使えず、封書とかを開けるしかないようなものもありますが、鑑賞する分には関係ありません
好きなメーカーに偏った蒐集ですけどね

その日も大好きなメーカーであるガーバー社の古いモデル、俗に言う
オールドガーバーの”ガーバー・ＭｋⅠ”の７０年モデルを手にいれウキウキ状態でした
氏の作品にも何度も登場してたナイフで３本目のマークⅠです

ブレードをきれいにアルコールで掃除してさてシースに戻そうとラックに手を延ばそうとした瞬間、件のにゃん公が背中を駆け上がってきました
Ｔシャツ一枚の背中にツメ食い込ませ、メタボ気味の体重をかけて・・・
”ぐはっ！”
思わず取り落とした重量感のあるナイフ、右足の指先に・・・
”んぎゃあああああ！！！！！！”
痛みはそうでもなかったのですが、ナイフを足に落としたという恐怖に思わず悲鳴が！
アホ猫は振り落とされてどっかに逃げました・・・
とりあえずナイフをそのままに恐る恐る血の噴き出す指先を見ると
右足の人差し指（？）と中指にかけて１センチづつのナイフ切創が・・・
なぜか冷静に足に血止めをしてそのままクルマで夜間の救急外来へ行きました・・・
結果神経には異常なく６針縫いました・・・
ただ・・・酒もタバコもやらないのに薬品や麻酔が効かない体質の私（虫垂炎も腰椎麻酔効かずに３発打たれたがそれでも効果なし、全身麻酔やられた）局所麻酔打たれたがほとんど効かず歯を食いしばって処置受けました・・・
まさかな～こんな形でハードボイルドを経験するとは・・・
刃物の取り扱いは十分に気をつけましょうね

・・・にゃん公へのおしおき・・・どうしてくれよう？