マビノギ

ルミナレイ

08/01/31 20:04

いろいろと便乗して、第二話を投下してみるテスト。
 
 
続き書くなんて、言わなきゃよかった。
 
有言実行な性格が裏目に・・・。
 
善意-第二話-
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無事町に着き、学校へと足を進ませると、入り口の前に女の人がいた。
 
確か、アランウェンさんだったっけ。ここで武術を教えているのよね。

 
「こんにちは、スチュアートさんいますか？ 」
 

「やあ、アリサちゃんか。スチュアートなら、ついさっき出かけたけど」
 

どうやら一足遅かったみたい。
 

「どこに行くっていてました？」
 

「んー、マスダンジョンだっていっていたけど……」
 

そこまで言って、アランウェンさんは眉をひそめた。
 

「まさか、後を追うつもり？ いくらなんでも危険すぎる！」
 

アランウェンさんは、女の人なのに、しゃべり方が男っぽいの。
 
始めはちょっと怖かったけど、でも、すっごく優しい人なのよ。
 

「大丈夫です。熊除けの笛も持ってますし、それにダンジョンといっても、ロビーまで行くだけですから」
 

「そう？ でも、万一の時のために、これを持って行きなさい」
 

そう言って手渡されたのは、女神の翼。

なるほど、これがあれば、危なくなってもすぐに戻って来れるものね。
 

「いろいろと、ありがとうございます。じゃあ、行ってきますね」
 

私は礼をいい、頭を下げる。
 

「気をつけて行くんだよ」
 

学校を出て、地図を確認する。
 
町の西にあるのがラビダンジョンで、北東にあるのかマスダンジョンね。
 
ホントいうと私、まだダンジョンって入ったことないのよね。
 
だから、なんだか冒険しているみたいでウキウキしてきちゃう。
 
はやる気持ちを抑えながら、私はマスダンジョンへと向かった。
 
 
「ここが、マスダンジョンかぁ～」
 

そこは、ダンバートンの広場くらいの広さだった。
 
何だか薄暗くて、よく見えないけど、部屋の中央に女神像と祭壇、その間に立て看板が立てあった。
 

「なんて書いてあるんだろう……」
 
 
私は看板の前まで行き、中腰になって読んでみた。
 
 

-ダンジョンに入る前に、持ち物をよく確認すること！　　　アランウェン-
 
 

「なぁーんだ、大したこと書いてないな～」
 

その時、鞄から何かが滑り落ちた。
 
それが、アランウェンさんからもらった女神の翼だと分かった時には

すでに、それは私の立っていたところ、そう、祭壇の上に落ちてしまってた。
 
 
もう遅かった。
 
 
私が気付いた時には、ダンジョンの出口は無くなり、奥に続く入り口が現れた。
 

「あちゃー、やっちゃったよ……」
 

こうなってしまったら、とりあえず、目の前にある女神像に触って、ロビーまで戻るしかない。
 
･･････女神像？
 
何か様子がおかしい。
 
私は薄暗い中、目の前にある女神像をよく見てみた。

悲鳴を上げそうになった。

そこにあった女神像は、腰から上の部分から無くなっていたのだ。
これではロビーには戻れない。
 

「どっ、どうしよぅ･･････」
 

私は思わず、その場に座り込んでしまった。
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ご清読、ありがとうございました。