マビノギ

オルチャード

08/01/29 04:18

ある日インベントリがパンパンになったキャラがいた。
そいつは狩りクエストと聖堂ボランティアで１日を過ごす奴だった。
洋服も一張羅で鎧なんか着ずにチマチマ生活してたが、いい加減魔符を持ちきれなくなっていた。
困ったそいつは俗に倉庫と呼ばれる姉妹を呼ぶことにした、つまり私だ。
思えばこの時から私の苦難は始まったんだ。
 
・・・気が付けば目の前には背の高いボンキュッボンなネーチャンがいた。
ネーチャンは何やら意味深なことをのたまったが、正直どうでもよかった。
なんせ私はエリンに荷物持ちに行くのだ、世界がどうのとか知ったことではない。
途中、狸やら鶏や兜被ったチッコイ餓鬼を横目に私は走った、目指すは村長の家、其処に来いと言われたんだ。
家の外で突っ立つ村長も無視して無断で屋内に不法侵入。そういえばアノ頃は変なネコが場所を占領してなかった分広く感じたっけ。
屋内には色々な魔符がばら撒かれていた。結構量が多いので急いで回収した。
拾い終わってから数を確認した、ゴブリンの魔符が３枚足りなかった。
 
・・・その日から来る日も来る日も魔符が家にばら撒かれ、私は其処から出ることなく拾い続けた、いい加減初心者服もボロボロになっていた。
 
ある日相方があの世に行くと言い出した。
人生にでも悲観したのかと思ったがそうではないらしい。土曜日しか行けないとか訳の解らんことを言いい、一本のメイスを買えと言われた。
改造しろとのことだった。そういえば相方の背は一向に伸びない、幼いまんまだった。これがメインと倉庫の扱いの差という奴なのだろう。
私は始めて狩りをすることになった。自慢じゃないが此処に来てから３０週、一度たりとも狩りなぞしたことが無い。例に近くの灰色狼を殴ったら案の定噛み殺された・・・
 
ま、まずはあれだ、防具だ、いい加減ボロボロの服では身も守れない。たしか一度だけ無料で服を直してくれるお人好しがダンバートンにいたはずだ。
私は始めてティルコネイルを出ることになった。途中真っ黒い騎士にちょっかいをかけて即切り捨てられたのは今となってはいい思い出だ。
 
無駄にボロボロになりながらダンバートンへとたどり着く。おー人がいっぱいだ。
服を直すのは夜でもいいだろう、ちょいとバイトでもやっておくか。
気の強そうなネーチャンが経営する武器やにバイトを申し込みに行った、其処で私はその後の人生を変える出会いをしたんだっけか。
 
（　Ⅲ）＜・・・なんか語るのしんどくなった、終わり