マビノギ

木刀狼

07/08/31 21:50

諸君、私は木刀が大好きだ。
 
もう覚えてない人が１割。そもそも知らない人が９割。
カフェチョコさん遅くなってｽﾏｿ。そして異常に長いので分けることにしたのもｽﾏｿ。
くだらない拙文だが、読んでいただければ感無量である。
最後まで読んでくれたら土下座してもいいくらいで。
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知ってるかい？
トゥガルドアイルを西へ西へと行くとどこに着くか。
 
長くなるよ。
ゆっくり語ろう。
 
あるところに、少女がいた。
まだ駆け出しの冒険者。
 
　　　※　　　※　　　※
 
わたしは小さな腕で薪の束を抱えていた。
 
「おーい！早く持ってきてくれ！」
野太いトレイシーの声。
 
「よくやったな。これ、アルバイト代だ。」
「ありがとう！」

わたしはお金を受け取ると、うれしくて走り出した。
「わーいわーい、これで服が買えるぞー！」
 
お金の勘定をしながら歩く。
もちろん前は見ていない。
するといきなり、目の前に大きな影……
 
どんっ！！
 
「うわっ！…す、すいませ…」
目の前を覆い尽くさんばかりの体、ずいぶんと大きな人だなぁ…と思う。

全身真っ赤な……。人……。
「……」
 
 
ヒトジャナイヤ。
 
 
ガオオオオオオオオオオオオ！！！
「クマ―――――――――――！！！？」
赤クマが追いかけてきた。
気づけば西の森に迷い込んでいたようだ。
 
「わーーーー！わーーーー！わーーーーーーーーー！！」
大声を上げつつ逃げる。
するともう行き止まりになってしまった。
「うわわ……行き止まり…」
 
ガオオオオオオオオオオオオオオオンンン！！！
 
「ああもう！どうにでもなれ―――――！！」
わたしは無理やり壁を越え道のない森の奥へ進んだ。
ガオオオオオオン！
クマの怒り狂う声が聞こえたが、追ってくることはなかった。
 
わたしは道なき道を進んでいった。
戻るとクマが待ってそうで怖いのだ。
「ああ…どこぉ、ここ…？」
がさがさと道を進んでいくと
 
ずざぁっ
 
「う、わあああああああ！」
草が生い茂って見えないところに、傾斜がかかっていたようで…
 
 
「もうやだああああああああぁぁぁぁぁぁ……」
わたしは叫びながらゴロゴロと転がって行った。
 
……
 
「だいじょぶですか？」
「う……ん？」
「ごきげんうるわしゅー？」
「へ…あ…。」
わたしはゆっくり目を開いた。
「ちがったけ？」
目の前にいたのは…ゴブリン。
 
「ふぁ！」
ゴブリンが３匹。革の鎧を着込んで、いかつい棍棒や盾を持っている。

 
こ…
殺される！
 
「いやあああ殺さないでおねがいわたしなんか食べてもおいしくな」
「へ？い、いやころそうとはしてないよ？」
「え？ホント？」
「ほんと。」
「嘘ついたら？」
「はりせんぼんのまーす。」
 
…
「…信じる。」
「ありがとう。」
わたしは立ち上がった。そして目の前の景色に驚いた。

そこに広がっていたのは…のどかな村の光景。
違うところは、人ではなく、ゴブリンがいる所。
 
「す…ごい…！」
わたしが脳から捻り出せた言葉は、たった三文字だった。
 
「ぼくたちはにんげんみるのはじめてだー。」
「けいびしてたかいがあったぜー。」
三匹のゴブリンが無邪気にはしゃぐ。
わたしより格段に大きいが、まだ少年のようだ。
 
「ぼくは　りぼーく　っていうんだ。」
「おれは　ぶんば　だぜ！」
「ぼく　…　れびん　…　だよ。」

少年たちが言うが、わたしには見分けがつかない。
「あはは…うん、よろしくねぇ…。」
「それじゃむらにはいろう！」
「みんなであそぼうぜ！」
「えッ！！ちょ、まずいんじゃない？人間連れてきちゃ？」
「だいじょうぶ…ひとをおそうのは…
このむらをおいだされた…らんぼうものだけだから…。」
「いこーぜっ！！」
無理やりゴブリンたちに袖をひっぱられ、わたしは村に入った。
 
「おお！人間さんじゃねえか！めっずらしいなぁ！」
「あらあなた、美人ねぇ。きれいな肌でうらやましいわぁ…」
「おねえちゃん、どこからきたのー？」
スカートをはいたゴブリンの少女が、私たちを見てにこにこと笑ってる。
 
「すんごいねぇ…この村。人って怖くないの？」
「こわくないよ。おそってくるひとはこわいけど。」
「へいわなんだ。あいてのことをかんがえるせいかくでさ。」
「…あいが…あるから…」
「…愛かぁ…いいな…」

　　　※　　　※　　　※
 
日記　●月△日　インボリック
 
わたしは今日、ゴブリンの村を見つけた。
このことはみんなに内緒にしようと思う。
ゴブリンの友達ができた。
 
リボークは優しくていい子だ。
ブンバは活発で、すっごく元気。
レビンはおとなしくて無口だけど、多分一番賢い。
 
彼らとゴブリンの村を走り回った。
みんなきれいな服を着ていて、笑顔だった。
 
リボークの家で料理を食べた。
デザートはアップルパイとシナモンアップルと
りんごジュースとリンゴとクランベリーのケーキを食べた。
「私たちはリンゴが大好きなのよ。」と、
リボークのお母さんは言った。
そのあと、３人に送ってもらった。

道も教えてもらって、いつでも行ける。
明日もまた遊ぶ約束をした。
今日はとっても楽しかった。
 
カフェチョコ
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長いね。これが２回ほど続くと思う。
楽しんでいただけたら幸いである。
そして毎回キャラ壊しｽﾏｿ。うわやめ殴るな木刀はマジ痛あｑｗせｄｒｆｔｇｙふじこｌｐ
 
＞わたしはお金を受け取ると、うれしそうに走り出した
と間違ってたので修正orz　まだまだ未熟だなぁ…。