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木刀狼 |
07/06/09 20:39 |
諸君、私は木刀が大好きだ。
私の名前は木刀狼。これは某掲示板・mabinogi公式観測スレで
「木刀狼が痛いです\(^○^)/」
っていう書き込みを見つけてなぜか喜んでしまった辺りの話だ。
でもフィクションだ。
あれ?フィクションだったら時期書く必要ねえな。
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人がいるのが好きだ。
人がいないのも好きだ。
時々、誰もいないような、そうイメンマハの展望台なんかでぼーっと過ごしている。
今もだ。
あ~……なんだろあれ?白い、なんだっけティルコの南の……あ。
「…もふもふ」
雲の形を見て過ごす。
「もふもふはもう92回目か……」
92回も見て「なんだっけ」とか思ってる私はアホですか?
しばらくそんなことをして遊んだあと、すっと立ち上がった。
今はエリンの暦で、
……
え~っと、とにかく土曜日だ。
「あの世」への道が開けるのだが……興味はない。
今日は他にすることがある。
右手に木の枝を握りしめ、さあ入りますのはルンダダンジョン。
ここで新しく「刀」が手に入ると聞いた。
まだあまり出回っていない物だから、売ればかなりの儲けになる。
さあ!我が夢「武士ウェア」を求めいざ行かん!!
静かな紺色を思わせるような、そんな洞窟だ。
アルビやバリとは違い、しっかりと舗装された地面。
「まるで人でもいたみたいだな……」
ひとりごちて通路を渡る。
しばらくすると、遠くに人影が見えた。
「おーい、道を教えてほしいんだがー……」
お゛お゛ お゛
お゛お゛
お゛
あ゛!!!!
化け物ってわけじゃない。肉食動物ってわけでもない。
極論で言うと、人だ。
「……元「人」だけど」
スケルトンパイレーツが凶悪な面相で、無い筈の声帯で咆哮する。
カットラスの刀身が、その顔を映し出していた。
「逃げ道は……教えてくれないかな……」
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お互いの剣気と闘気が、その場を埋め尽くした。
それは互いに放つこともできず膨張していく。
なぜならお互いにわかっているからだ。
「先に動いたほうが負ける」ということが。
二人の気が、バチバチと相手の気を弾く!
静かなのに気が昂ぶっていく……
「う お お お お お お お !!!!」
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」
互いの咆哮が通路に轟く!
ダッ!!
全く同時に地面を蹴った。
そして、全く同時に剣を振りかぶり……!!
バキィッ!!!
そして静かな時が流れる。
最早戦いは終わったことを、二人は自然と悟っていた。
どちらかが崩れ落ちる、と。
木刀狼は木刀を一本、持っていた。
残りの一本は今、自らの腕と一緒に地面に転がっている。
「ぐっ…うぅ……」
彼は苦痛に唸った。
その声を聞いたスケルトンパイレーツが勝利を確信した。
止めを刺そうと振り向く、
はず、だった。
まず、足が崩れた。
驚いて足を拾い上げようとしたところに、その腕が崩れ、粉になった。
スケルトンパイレーツは意味がわからなかった。
意味がわからないまま。
スケルトンパイレーツは、全て崩れ去り、ただの白い粉末になった。
元は腕があったはずの箇所を押さえ、木刀狼は言った。
「……手負いの狼ほど、恐ろしいものはないそうだ」
彼は自らの腕を拾い、通路の外に投げた。
腕は暗闇に落ちていき、やがて見えなくなった。
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なんて超バトル的な展開になるはずもなく、
アイスカウンターで平和に倒しましたよ。
第一、腕切れたら困るし。
通路だって下が穴かわかんないし。スペック上最低画質なんで
知らんよわしは。いきなり第三者視点なってるし。
さあさあ次いこー。
スイッチオーン!
がしゃこーん
その瞬間、目の前に3つの剣が落ちてきた!
ちくしょうここはトラップハウスか某罠ゲームのごとく
地面が扇風機になったり壁からノコギリとか上から火炎をまとった岩とか
ギロチン落ちてきてあまつさえ時計に巻き込まれズタボロになったりするのか!
なんて考えていたが、一向に剣が刺さってくる気配がない。
「……こいつが、敵、なのか?」
聞いたことがある。これはフライングソードだ。
意志をもつ3つの剣。空中に浮いてるらしい。
うん、今まさに浮いてる。これだ。
・・・
ふふふ・・・
ふふははははは!!!
いくら言ったところでただの剣!私の敵ではないわ!
今光った気がするけど洞窟の明かりのせいだコノヤロー!
行くぜ必殺すまーー……
どがばきざくざくずどーん
※ ※ ※
「え~っと、これで…終わりっ、と」
報告書 エリン時間6:10
イメンマハ中央に謎の変死体を発見。
死因は感電死、失血死、ショック死等
外傷は、全身を100回以上も刺された跡。
服と髪の毛が焦げており、何らかの原因で感電したと見られる。
あと肌も黒い。焦げたからなのかは不明。
自らの血でダイイングメッセージを残している。
「武士ウェ」「かたな」と残している。
前者は途中で終わっている。意味不明。
後者から凶器は刀かもしれないが、刺突の跡が一致しない。
to ダンバートン 官庁
PS,今日もお金はもらえなかった。
――――私服捜査員 CODE NAME [HOMELESS]の報告書より
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オマエほど文章うまくねーよ!と本に怒りながら書いてた。
チクショウ文章力よこせよ!!と東海林さ○おに怒りながら書いてた。
変な小説になったな。我ながら駄作と心から思う。
だからって訳じゃないけど今度は違うキャラで書こうと思う。