|
すぺしねふ |
06/09/13 21:59 |
「だぁりゃぁ~!」
気合と共に振り下ろした、まだ買ったばかりの金色と赤の2本のグラディウスが、最後のメタルスケルトンを打ち倒した!
そして、ダンジョンは再び静けさを取り戻す…。
「ん…、まあ、いい感じかな?」
両手の剣を軽く振ると腰に戻し、ピンク色のバスタードソードとカイトシールドを装備し直し、さらにダンジョンの奥へと進んだ。
この世界に足を踏み入れてから、数多くの武器を扱ってきた。
特に気に入っているのはバスタードソードだが、現在まで7本ほど使い潰している。
と、いうのも、武器をどのように改造していけばいいのか判らなかったことと、私の好みの武器を探すという意味合いから、少しでも気に入らない部分があれば、すぐに露店に並べて売り飛ばしてきたという経緯があるのだ。
今のところ、私の手元には、順調に改造が進んでいるピンク色のバスタードソードが3本、買ったばかりの金色と赤のグラディウス、完全に改造が終わっているものの、そんなに興味がないからとりあえず高値で売りに出している赤いブロードソードが1本、そして一応売りには出しているものの使うかどうか迷っているトゥーハンドソードとクレイモアがそれぞれ1本づつ。
しかし、ひどいときには、褐色きつねのあれくしーど君やハーフリンガーのてむじん君に持たせているのもあわせて、最大15本の剣を持ち歩いていた時期もあった。
そんなに剣を持っていても仕方がない。そこで、露店を開き、適当な値段をつけて徹底的に売りさばいてきたのだ。
ブラウニーに露店を任せておけば、安心してペットを連れてダンジョンに行くことができる。また、鞄の中に入っているものなら、好きな場所から露店に並べることができる。これを利用しない手はない。
そこで、ダンジョンに潜りつつ、そこで手に入れた様々な道具の中から、さほど興味のないものは、どんどん露店に並べていくことにした。
それも、他の露店よりもはるかに安い値段で。(何?露店の相場?そんなもん関係ないね~)
中には、あまりもの安値に転売目的で購入する者もいた(ちゃんと誰が何を買ったのか把握している時もある)が、まあ、それはそれで良しとしよう。何しろ、私には興味のないものばかりだったから。
「…っ! ぜやぁ~!」
カイトシールドで攻撃を受け止めてすぐ、バスタードソードを一閃させ、骸骨オオカミを吹き飛ばすと、ダンジョンは再び静けさを取り戻した。
「はい、終了! ま、シンプルな戦いのほうが、私には似合ってるよね。」
そして、戦利品を物色し始める。Goldやスタミナポーションが大半を占めているが、ふと見ると、骸骨オオカミの近くに、ローブが落ちている。何の変哲もない、新品の、ただのローブだ。
実を言うと、私はローブを着るのは嫌いだ。何せ、せっかく、かっこいい装備を身にまとっているのに、それを地味なローブで隠してしまうのは、あまりにももったいない。こう見えても、装備品に関しては、かなりのこだわりを持っているのだ。
↓証拠
http://www.mabinogi.jp/5th/3_free.asp?bbs_mode=view&depth=0&p_thread=8645999&num=8646&bc=2&list_mode=my&page=1
と、いうわけで、早速ローブを露店に並べることにした。
販売価格は…10Gold。
この価格だったら、誰か気が向いた人なら気楽に買うだろう。そう思いつつ、私はさらにダンジョンの奥地へと進んだ。
ところが。
他のドロップ品は次々に売れていくものの、いつまで経っても、10Goldローブは、全く売れないのだ!
ブラックサキュバスを倒し、再びラビダンジョンに潜り、もう一度ブラックサキュバスを倒し、さらにダンジョンに潜ってブラックサキュバスを倒しても、全然売れないのだ!
ただでさえ荷物として邪魔になっているローブだから、さっさと売れて欲しい。しかし、いつまで経っても売れない…。
私は、頭にきた。こんなお買い得商品を、誰もが素通りしてしまうことが信じられなかった。
そこで、私は、一気に値下げすることにした。
「ローブ 1Gold」
そのローブが売れたのは、さらにブラックサキュバスを倒してしばらくしてからだったりする。
教訓
安くても、売れないものは、なかなか売れない。
P.S
昨日から開いている露店の売上が40万を突破しました♪ いぇいっ!
おまけ。
http://www.mabinogi.jp/5th/3_free.asp?bbs_mode=view&depth=0&p_thread=4302999&num=4303&bc=13&list_mode=all&page=1