 |
ミネラル_mor |
06/08/14 16:57 |
「それじゃ、おかわりいこうか」
「うぃー！」
「おとすよー」
「ええでー」
そういって今出てきたばかりのラビ下級ダンジョンに3人は再び入っていった。
これが外での最後の会話になるとも知らずに―――――――
最初の部屋で出てきた敵は刺ラゴデッサ。
3人とも難なく退け、次の部屋へ進む。
キングミミックや灰色ネズミをいともたやすく倒し、どんどん奥へ進む3人。
「いやっはー！」
スケルトンにウィンドミルをぶちかまし、一掃する。
「早い早い！」
1Fを難なくこなした3人は、2Fへと降りていった。
「赤スケこんのやろー！」
「おぶっ」
レッドスケルトンにカウンターをされて吹っ飛ぶ1人。
「突っ込みすぎですよ」
「まぁええんとちゃう？」
そういって2人の仲間がヒールをしてくれる。
「あり！」
ウィンドミルで攻撃し、フィニッシュすると
「HP多いのに回復したそばからミルですかそうですか」
「ごめんなさい」
そんなやり取りをしつつ、次の部屋へと進む3人。
そこにはスイッチがあった。
「スイッチははずせないねー！」
「宝！宝！鍵！鍵！」
そういってスイッチをいっせいにたたく。スイッチ2回分の敵が出現し、ドアが開いた。
「鍵2個かぁ」
「1回であくよりましでしょ」
そういいつつ次に見える宝の部屋へと進む。
「何だ金貨だけか」
そういって2個目の箱を開けると同時に扉が閉まった。
「・・・あれ？」
敵が1匹しか出てこない。
「1匹なんて珍しいなぁ」
「たまに遅れてほかのが沸くことがあるんよ」
「へぇー」
「でもこれだけの時間沸かないとなるとやっぱりこれ1体だけなのかなぁ」
そういって1体だけで襲ってくる刺ラゴデッサに止めを刺した。
しかし
扉は開かなかった。
「おいおい、どうなってんだ？」
「やっぱりこれって遅延沸きなんかなぁ」
そういってしばらく待つが、一向に沸く気配はない。
「まさかこのまま・・・？」
「ちょっとぉ、そんな怖いこと言わへんといてやぁ」
「でもこれだけの間敵が出てこないってのは・・・」
「おい！誰か！」
扉をドンドンとたたきながら叫ぶが、通行証で入ってきたダンジョンにほかの人がいるはずもなく、ただ部屋の中にむなしく響き渡るだけ。
部屋にはまだあいていない残り7個の宝箱がある。
「この中のどれかにES入ってるんだよなぁ」
「ジャイアントだったらいいんだけど」
「鍵、ないけどね」
「この箱ぶっ壊せねぇかなぁ」
そんな会話をしてすごしているうちに、2度目のイウェカが沈んだ。
「おーいほんとどうなってんだこれ」
「もうあきらめようよ」
「ちょ、何いってんだ」
「何してもこの状況は改善されないでしょ」
「だからってあきらめたところでおなじことだろ」
「それはそうだけどさ」
「やるだけやってみるか」
そういって1人が宝箱を壊しだした。
「中何も入ってないな。」
「ほんとに壊してるし・・・」
次々と宝箱を壊していく。
そして最後の宝箱を壊した、その瞬間――――――
刺ラゴデッサ、スケルトンアーマー、レッドスケルトンアーマーが部屋を埋め尽くさんとばかりにいっせいに湧き出した。
「ちょ、えええええええ！」
「いまさらかよ！」
「何やねんこの数は！」
1：1ならいともたやすく倒せる3人だが、それが3種混合・・・しかもこの数となると話は別だった。
「うっ」
「なんで・・・」
3体にに一気に攻撃され、仲間の2人が倒れる。
「このままじゃ・・・・俺も・・・」
「畜生！ちくしょおおおおおおお！」
残された彼はそう叫びながら一人、敵の中へと斬り込んで行った・・・
―――――――――――――――――――――――
はいどうもこんばんはミネラルです。
タイトルでメインストリーム関連の話かと思われた方々申し訳ございません。全然メイン関係ないです。
今話題になっている某SSのパクリ・・・といわれればそれまでなのですが、この話は一部ノンフィクションの部分があります。
はい、「2Fの宝箱部屋で敵が1匹しか沸かず、倒しても扉が開かなかった」という部分です。
こんなことが起こったのでSS書いてみたくなりました。
当然羽使って外に飛んだわけですが。
これは今さっき起こった出来事で、初めての事態でした。皆さんも気をつけてください。（気のつけようがないですねすいません
終わり方とかなんかもうパターン化してますよね。終わり方の定番ですよね。
それでも終わり方はやっぱりこういうのじゃないと面白くないと私は思いましたので。（ホラーですし
あとこれは不具合ですよね。不具合報告しときました。
あ、ネタバレあるかもってのは、ラビ下で出てくる敵とか、箱に入ってるESのこととかが引っかかりそうな気がしたので一応書いておいたものです。
それではこの辺で失礼します。読んでくださった方ありがとうございました。
