マビノギ

通りすがり_cic

06/07/29 22:36

　クレーマー、それは消費者の英雄である、矛先を向けたすべての生産者から己の欲望のままに貪りつくす、生産者側からすると非常にはた迷惑な存在である。
 
　私はクレーマーである。
　そんな、クレーマーである俺の軌跡の記録を語ろうと思う。
 
　この前の出来事だ、７月２１日あたりか。
　外付けハードディスク３００GBを池袋にあるビックカメラのパソコン店にて購入した。
 
　用途は・・、別に悪い事に使おうなんてこれっぽっちも考えてはいない、バックアップ用だな。
　トロのUSBスティックや、２２％のポイント付き＋２０％OFFにつられた分けではない。USBスティック、一本ぐらいほしいなぁとかは思ったが。
 
　　さて、無駄話はそろそろやめにしよう。
　買ったハードディスクであるが、家に帰って早速空けてみると、ハッポウスチロールで出来た型にハードディスクが入れられてある。
ハードディスクと一緒にダンボールで出来た小さい箱も入っていて、その箱の中には、説明書や、コードなどが入っていた。
 
　説明書はしわくちゃのビニール袋に入れてあり、セロハンテープで封が閉めてある、コード類も同じようなもんだ。
　まず最初に説明書を読み始めた、
　説明書の一番最初のページに、薀蓄が書いてあり、次のページにHDDの取り付け方が書いてあった。
　取り付け方のページの一番最初がとても気にかかった。
　
　「ラバーフィットの取り付け方」
　
　どうやら、ハードディスクにショック吸収をするジェルみたいなのを貼り付ける作業が書いてあった。
 
　さっそく取り付けようとラバーフィットが入った袋を取り出し、丁寧にセロハンテープをはがして取り出した。
 
　さて、取り付けようとハードディスクの足を見たところ、すでにラバーフィットが取り付ける場所に、ラバーフィットらしき存在があった。
 
　不思議なものだ、貼り付けてもいないのにはりつけてある。
 
　このHDDは勝手に貼り付けてあるのが当たり前なんだと納得して、説明書道理に設定し、起動を開始する。
 
　説明書道理では、USBのホットプラグイン機能により、マインコンピューターに外付けハードディスクのアイコンが出るはずなのだが、さっぱり出てこない。
　何度かいろんな方法を試してみたが、どうにもならないので。
　
　クレームの電話をかけてみたところ。
　「確認をするのでもってきてください」と、返答があった。
 
　もちろんこんな事を言われる事はクレーマーの俺は承知していた。
　しかし、いつもいつも馬鹿正直に持っていく俺じゃない。今回は嗜好を凝らしてみた。
　
　「今忙しくてそちらにいけないんですよ、多分保障期間内には行けそうに無い。」
　「そうなんですか、分かりました、それではこちら側から、同じものを送らせてもらうので、交換という形でお願いします。」
 
　
　実に、ガッツポーズを決めたのは言うまでも無い。
　私は違う商品でいろいろとクレームをつけに店にまで何度も足を運んだ口であるが
　部品が足らないだ、貴方のPCが悪いだの、あ～だこ～だといわれて、結局六回ほど往復させられたりしたわけだ。
 
　しかし今度は違う、”向こうから出向いてくれるのだ”
　実に気楽なものである。
 
　相手の言う事を素直に聞くとはなんと馬鹿らしいのだろうか、実に愉快で仕方ない。
 
　かれこれ、この前そのハードディスクが届いた。
 
　ようやく来たかと全力でハードディスクの箱をぶち開けた。
　もちろん、スピードは落とさず、箱に一切のダメージを与えないようにだ。
　包装を綺麗にぶち破るスキルはこれでも相当なものだと自負している。
 
　しかし、箱をぶち破るときに違和感を覚えた、
　箱が綺麗なのだ、返品する前のハードディスクは箱がどうも渋って解体がとても困難だったのだが、今回はとてもスムーズに開いた。
 
　中身を確認する。
 
　まず、ハードディスクを取り出す、ハードディスクを支えるための型は
　不思議な事にハッポウスチロールではなくポリエステルで作られた、とてもやわらかくそして、型崩れせず、さわり心地がいいものだった、
 
　不思議に思った俺は、ハードディスクの裏側を覗いた、
　”ラバーフィット”が取り付けれてなかった。
 
　前のハードディスクでは、最初から取り付けてあったのだ。
 
　しかし今回はラバーフィットの存在も確認が出来なかったし、
　すべてセロハンテープで粗雑に止めてあった袋類は、すべて蓋が閉まるように、
　真空パックについているような物が取り付けてあった。
袋の素材は、良質の物を使っているのか、まったくしわが見当たらない。
 
　完全に確信した。
　最初のハードディスクは誰かが返品したものなんじゃないかと思う。
　池袋にある、ビックカメラパソコン店は
　
　　　”返品したハードディスクをそのまま売っていた”
 
　
　確かに俺の憶測ではあるが、しかし、その可能性が非常に高い。
　怒りに任せて、何らかの行動をとろうとは思ったのだが。
 
　とりあえず、新しい品を貰えたので、よしとして。今現在フォーマット中である。
 
　
 
 
 
 
　さて、以上が、今回のクレーマー通りすがりの軌跡ではある。
　今回は、”動かなかった”ので私はハードディスクを交換にまで嗅ぎつけたのだが、もし動いていたらどうだっただろうか。
　私は中古のハードディスクを普通に使っていただろう。
　クレーマーである私がとんだ失態をしたと実に反省をしているところだ。
 
　私はかれこれ数十個にわたるクレームをし続けてきたが、
　読者はどうだろうか、胃に落ちない点があるのに、そのまま使い続けていたり、
　何もせずに面倒だからと放置した経験は無いだろうか。
 
　もし、それが正常な動作をしたとしても、少しでもおかしな点があるならば、一度電話してみよう。
 
　実際店先で騒いだ方が効果があるのだが。
　若い人はやめた方がいい、マジでなめられるので逆効果だ。
　クッ、若い時期を思い出すｒｙ。マジであの店放火してぇ
 
　出来ればどすを聞かせた声で、電話で対応して
　相手に配達してもらい交換する形が一番望ましい。一番楽だしね。
　配達してもらう場合は、領収書なども取られてしまうので。コピーなどをとっておくといいだろう。
 
 
 
 
 
・あとがき
あ、別にネクソンにクレームしろとかそう言う意味じゃないんで。
かなり安い値段で運営しているので、この位のサポートでちょうどいいと思う。
まぁ、サポートが完璧を望むなら、FFをお勧めしておくね。
 
 
＋α書き忘れ、
 
　ご利用は計画的に
　企業との戦争になるのでとても疲れる上に、裁判立てにまで発展する可能性もあるので、覚悟して取り掛かろう。