マビノギ

アスターリス

06/07/20 10:32

（注意：くだらない長文書きますんで、テキトーに流しちゃってください）
 
ﾏﾋﾞﾉｷﾞにはさまざまな物語があると思います。
それぞれの個性や環境が、糸のようにもつれて絡み合い、一枚の織物のような物語を作り出していることと思います。
プレイヤー一人一人が持っているその布はそれぞれの色合いや模様がきっと違っていてそういうのっていいなって思うのです。
 
私のはきっと『期待をしない物語』。
 
今では遠い昔のこと。
あるところにアスターリスという女の子が生まれました。
村には『１０歳で熊を倒した（倒し損ねた）』タイトルを持つ、魔法学校女子学生服などの服を着た人々がたくさんいました。
『いつか私もタイトルつけてあんな服を着たいな・・・』
そう思いながら、ひたすら外灯をぶん殴り、インプの玉を集めてケイティンさんにお金と経験値にしてもらっていました。
『働けど働けど我が暮らし楽にならざり・・・じっと手を見る』
生まれたばかりで何も分からず、キツネに挑んでも返り討ちに会い、アルバイトは達成できずにお金ももらえない。
なので、玉集めをしていたのですが、満足にﾊﾟﾝを買うお金すらためられず、お腹ばかり空いて仕方がありませんでした。
 
生まれてから一週間を過ぎた頃、ティルコ銀行の隣で焚き火を囲んでいる人たちがいました。
「お腹すいてる人はおいで～！お腹すいてる人は座って～」
まぁるい鍋とおたまを持った人が叫んでいました。
ｱｽﾀｰﾘｽはふらふらと蛾が灯りに引き寄せられるように寄っていきました。
あの時食べた料理は正直なところ覚えてません。
ただ、ナオのムービーが流れたと思います。
それがはじめての『天上の味』との出会いでした。
そして苦楽を共にする仲間のGさんやTさんとの出会いでもありました。
 
私の中での『焚き火』『料理』『仲間』は、重要な位置を占めています。
 
仲間との出会いで、それからのｱｽﾀｰﾘｽは変わっていきました。
自分からどんどんFLの申し込みをし、自分からどんどんFLを狩りに誘い、料理道具やｽｷﾙをゲットし、ダンジョンの中では焚き火を炊いて料理をして共にゴハンを食べる。
とてもとても楽しい日々を過ごしていました。
 
けれど楽しい時間ほどあっという間に過ぎていくものですね。
 
あの頃仲良くなった人も一人二人と、３分の２くらいの方が引退や、休止や、行方不明になりました。
私自身も長期の休止に入り、そして、戻ってきたときには・・・。
ほとんど行方不明とか、休止中とか引退とか。
 
料理をし、露店ばかりをしている毎日。
誰かと遊ぶ・・・そういう風に思って誰もいないと寂しいと思うから。
誰かと遊ぼうと思うよりも、不特定多数の顔もワカラナイお客さんに料理を売る。
ただそれだけが確かに、マビ社会に関わっているという実感をくれるもの。
生まれたばかりのときの幸福な料理との出会い。
過去の思いを夢見るだけのｱｽﾀｰﾘｽ。
『どこかで誰かが焚き火を囲んで料理との幸福な出会いをするかもしれない』
それだけを夢見て。
『FLを作ってもまたいなくなってしまうなら一緒に遊べないなら、FLはもう作らない方がいいのだろう』
『期待をしない・・・期待をするから悲しくなったり寂しくなったり辛くなったり不満に思ったり怒ったり泣いたりしてしまうから。』
たまに期待してしまう時、どれだけの思いがあふれてしまうことか・・・。
ゲーム中のｱｽﾀｰﾘｽがひっそりとつぶやく言葉。
寂しくも悲しくも泣きもしない・・・期待をしないから。
そんな感情はほとんどもう残っていません。
いつそれを決めたのかはわかりませんが、もうずいぶん昔から。
ｱｽﾀｰﾘｽは『期待をしない思い出ばかりの物語』をつづっています。
 
ネクソンさんに期待とか、いなくなった友達はもう戻ってこないんだし。
今のままでもじゅうぶんにソロでたまにフリーズして死にながら遊んでますし。
今も昔も一枚の物語だから、昔を懐かしむことはあっても、もう惜しむ気が起きることもありませんし。
今は『料理』ばかりになってしまったけれど、ｲﾘｱにいってみたりしてそれなりに楽しんではいますよ。
だから・・・何が言いたいかというと、特に言いたい事もなく、
『エルフ楽しみですね～（棒読み』くらいかな。
 
（長文駄文で失礼しました。んー？消されるかな？）