マビノギ

スターライト_mar

05/07/07 02:03

まず最初に、私はこれからのことに関して嘘をつくつもりはありません。
なぜなら、後述しますがそれは意味がないことだからです。

最初にそのことに気がついたのは、フォーガスさんが書きこんだ抽出詐欺に注意しろという内容の書き込みでした。
それは要するに、直結して自分が信用されていないかもしれないという疑問に繋がっていました。
ただそのときは、信用は時間で得るものだと信じていました。故に続けようと思ったのです。
それからしばらく経ってから気にし始めたのは、私の書き込み(あれ自体は他愛ないものだったのですが)で貼り間違いをしていると言われたことでした。
私は最初に貼り間違いのことを聞いたのはそれが最初だったと記憶しています。
私がそれに対して返信した「そのようなことはしていません」というのも、私自身は偽りを書いたつもりはありません。
それからしばらく調べてみると、いくつかのBlogや某大きな掲示板で私が詐欺師である、と書かれていました。
あるいはステータスを詐称してるとも、抽出詐欺をしているとも、書かれていました。
そして、「多数の貼り間違いをしてるのにもかかわらず謝罪していない」とありました。
 

私はβ後期からエンチャンターをやり始め、その能力の向上に今まで従事してきました。
私がエリンにいたのは、MMORPGの醍醐味である「人とのコミュニケーション」を楽しみたいと考えたからです。
それには生産職が適していると考えました。
そして、前は音楽家を志していたが故に、高いINTを生かせるエンチャンターが近道だと思い、ランクを上げ始めました。
ランクとINTを高めるうちに、人との付き合いも増し、いよいよエンチャンターとして、そしてエリンに存在する1人として、生活し始めた頃でした。
 

なんでこんなことになったのか私にもわかりません。
私はただ、MMOを普通に楽しみたかっただけでした。
人と楽しく話し、友達を作って、いつまでもエンチャンターとして人の役に立ち続けたかった。
それを成就させるのに、何故人を騙す必要があるのでしょうか。
友達を作るのに、何故相手に嘘をつかなければいけないのでしょうか。
私は少なくとも故意にエリンで嘘をついたことはありません。
それは、私の生活に意味がないからです。

ただ、1000回2000回と貼るうちに、どうしてもFHなどの90%の物を何度もミスってしまうこともありました。
それが一度しか会わない依頼者だったとしたら…それは確かに、ステータスを詐称していると思われても仕方ないのかもしれません。
しかし、自分からステータスを証拠として掲示板にUPする等のことはしませんでした。
ただ一度も要求されなかったし、それに自分は嘘を言っていない、いつも書いてある数値を口にしているだけでした。
自分が真実を言ってるのだから必要はない、そう思ってました。

抽出で9連でミスした日もあります。数日続いた事もありました。
その日は本当に泣きそうになりました…もし自分じゃなく他の誰かがやったら成功してたのかもしれないと思うと、どうしても自分の責任以外にありえないと思うからでした。
ただそれは、言い訳をさせていただくなら、成功が続く日の裏返しだと言いたいのです。
日によっては何連続も成功して、何連続も貼れる日もありました。
事実、今はもう抽出確率が公表されてしまいましたが、データを取っていくうちにレポート用紙の20～21ページ目は調子が悪い日で24～27ページはずっと調子がよかった、等はっきり分かれていました。
もちろん、お預かりした物とは別の物を燃やすなんてありえないことです。
 

ただ、こういった中で心配でしょうがないことがあります。
「多数の貼り間違いをしてるのにもかかわらず謝罪していない」ということです。
正直に言えば、全く覚えがないのです。忘れてしまった、ということももちろん確率としてはありえるのですが…
そもそも、貼り間違いなんてしたら、その場で大騒ぎのはずなのです。依頼品を私のケアレスミスで無くしてしまったなんて、それこそ私のやりたいことと大きく相反します。
もしかしたら、その場では気がつかないで、後になって気がついた人が私に貼り間違えられたと語っているのかもしれないと思いました。
あるいは何人かの人は、そもそもその話題自体作り話だったのではないかと言いました。
しかし、それは余りにも手前勝手な考えで、私は信じることができませんでした。

 
β後期から始め、苦情や批判の類をエリンで直接聞くことはありませんでした。
掲示板等ではあったものの、エリンで私に貼り間違いにあったとか、私が詐欺をしている疑いをかける人からの言葉は、結局この7月まで来ませんでした。
それに、私はひどく恐怖しました。
だって私の知らないところで、私のせいで誰かが困っていると考えると、それはすごく残酷なことだと思いませんか･･･?

私はもしかしたら、そういった言葉を求めていたのかもしれません。
私が貼り間違いをしたのなら、された方からの。
私を詐欺師だと思うのなら、そう思う方からの。
ただそういった言葉が最後まで来なかった･･･それはある種、非常に残念なことだったのかもしれません。
何故言ってくれなかったのか･･･私にはわかりませんでした。

もちろん人に正面から詐欺だのと言いたくないのかもしれない、そういったプライドにも似た感情を否定はしません。
でも、私が貼り間違いをしたのならばそういったことを私に言わないで、私のことを悪く言うのは卑怯ではありませんか･･･？

私はエリンから立ち去ります。
私自身の事を調べていくうちに、私の周りの人のことも悪く言われているからです。
あるいは、私がエンチャンターであるが故に、一部エンチャンターのことを悪く言う方もいるからです。
 
 
ただ、最後に答えを得たかったことがあります。

私はエリンで何をしたんですか？
私はエリンの人たちに何をしてしまったんですか？
私はエンチャンターとして、何をするべきだったんですか?
なんで･･･私はこうなってしまったんでしょうか？
答えは最後まで見つかりませんでした。
ただただ、エリンで普通に会話を楽しみ、そのために尽力し、正しく一プレイヤーとして嘘をつかずに、純粋に生きてきたつもりです。
しかし、結果は･･･そんな“普通”とはかけ離れたものになってしまいました。
このエリンで、正直に生きただけだったのに、正直とは似ても似つかない評判になってしまいました。
評判が悪くなってもやめなかったのは、それは一時的なことで時間が解決してくれると、半ば逃げるようにそれを信じ続けました。
しかし、解決どころか悪化していくばかりで、ついに私はマリーサーバーを悪くしている人達のリストの1人になってしまいました。
有名になりたくなかったのかと言われれば、確かにそれは嘘で、心の片隅には有名になりたかったという意識もあったことは否定しません。
ただそれは、幼稚に言えば「友達100人」のような他愛ないもので、要するにエンチャンターとして親しく話せる人でありたいと願うだけのものでした。
 
私はこの世界から立ち去りますが
皆さんの幸せなファンタジーライフが共にあることを
心よりお祈りしています