マビノギ

すぺしねふ

22/03/17 06:24

ゾンビ。
もともとは、ブードゥー教だったかな？　の、毒物を使用して相手を廃人状態にする手法あるいはその犠牲者のことを指していたみたいだね。そうやって廃人にして命令だけを忠実に聞くロボットみたいな感じになるとか。

つまり、ゾンビって、もともとは死体が動くってわけじゃないってこと。
死体が動くのは、例えば中国のキョンシーがそうだね。土葬した魂が抜けた遺体に悪霊が入り込み、その遺体の家族に悪さをする、って感じ。

で、そのゾンビなんだけれど、自分達からすると、映画などに登場するゾンビの印象が非常に強いね。
もともとのものと印象ががらっと変わってしまったものとしては、たとえばドラゴンとか、エルフとか、ゴブリンとか、そういう、私達がよく知っているファンタジーの住民も、もともとは今みたいなイメージじゃなかった。
エルフなんて、昔は、今で言うところのドワーフみたいな容姿だったらしい。いすゞ自動車に「エルフ」ってトラックがあるけれど、あれなんか、その昔ながらのエルフをイメージしてるんじゃないかな。

そして、そのゾンビも、時代によって、印象ががらっと変わってしまったよね。
そのゾンビ映画の走りが、その名も「ゾンビ」って映画みたいなんだけれど、これはおいらはまだ視聴したことがない。まあ、調べてみると、墓場から死体が蘇って云々って感じっぽい。ゾンビが映画ではじめて登場したのは、ゾンビって映画が公開されるもっともっと前なのだそうだ。

そして、おいらとしては、ゾンビ映画として印象に残っているのが「バタリアン」かな。
バタリアンに登場するゾンビは、タンクから漏れ出した化学薬品を浴びた二人がゾンビになっちゃったりする内容だけれど、その映画で登場したゾンビ達は、人間を襲う理由が「脳みそを喰う」ためだった。人間の脳みそを食べる事で、ゾンビ化した身体の痛みが和らぐ、って設定だったかな確か。

それが…
時代をおうごとに、ゾンビの設定はどんどん変わっていった。

そもそもゾンビは走ることができない（筋肉が弛緩してうまく体を動かすことができない）はずなのに、バタリアンじゃゾンビが走り回ったり。
ゾンビ達にとって、人間はただの「食料」になっていたり。
挙げ句の果てに、ゾンビに噛みつかれたら、噛みつかれた人もゾンビになってしまったり…


んじゃあ…
エリンの世界にいるゾンビって、あいつら、結局、何が目的で彷徨ってるんだろうね。

いやもう前置き長すぎ(´･ω･`)

大昔のエリンなら、ゾンビって言えば、「あの世」でウインドミル修練の絶好の相手として存在していたわけだけれど。
影世界でのゾンビは…
「彼らのやり方」では、なんというか、こいつら死体を食べてんじゃね？　って雰囲気があったりするけれど。
それよりも。
個人的には、ゾンビを使役しているポウォールって、エリンの住民に危害を加えるためにゾンビを使っていたりするわけだが、走りもしないゾンビを倒すことは、ポールウェポンを使用して距離を取って殴りまくったら楽に倒せると思うし、そもそも移動速度が遅いもんだから、実用性がないと思うんだよね。
実際に今までエリン世界ではゾンビの襲撃にあったことはないみたいだし。

ちなみに、グールはもともとアンデットモンスターじゃなく妖怪の一種。ワイトは、初出は指輪物語だそうで、こちらもアンデッドってわけでもないっぽい。