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ソロウ_mar |
16/11/17 23:52 |
というNPCがいる。
某公式漫画を描いていた先生が呟いた。
「フェスティアにいるランカーの腕たくましく見えるの気のせい?」
そして先生は絵を描いてスクショと並べて載せた。
太すぎるという違和感が出ないように細心の注意をしつつもその存在感は決して失わない。
そしてなにより先生が楽しんで描いたのが伝わる見事なイラストだった。
ボクはそれを見て、現地に確認しにいった。
確かにその腕はたくましさを兼ね備えたまさにミレシアンという存在感と、力強さを兼ね備えつつも女性としてのやわらかさを表現したモデルであった。
そもそも上腕というものは自らのマッシヴさを出す部分ではあるが、今回のように陰にあたる部位は実用的なインナーマッスルをまとめあげる部位であり、陽の部位にくらべて強くなりすぎないように表現されている。
このあたりはダビデ像などの彫刻からも分かる通りだ。
当時から筋肉とはマッチョ、つまり男性的であるという意味合いが強かったのは世界の常識であり皆も承知の事と思う。
筋肉とは、原始にして未来へと繋がる文化への証でもあるのだ。
これらの前提で今回の筋肉モデルを見てみよう。
女性ならではの線の細いモデリングでありながら、丸みを帯びつつも陰影によって表現されるうちに秘めた筋肉の盛り上がり。
それは女性の真の強さをモデリングとして表現した現代の一つの芸術なのではなかろうか?
私は評価したいと思う。
ジャイアントが実装された時、そのモデリングに私はちょっと苦言を呈した事がある。
何故か私のメールがオフイベで取り上げられイソッチがポージングの名前どこできるのかわからず読めなかったらしいけど・・・。
今のスタッフには、筋肉を分かるものがいるということなのだろう。
それは素晴らしいことだと思う。
そもそも筋肉にはこんな逸話がある。
かの露出狂は言った。
『私は全裸なわけではない!骨の上に筋肉を着ている!』
ーマッスル・キタエ・アゲーロー
そう言って・・・彼は逮捕された。
それだけだったら何の問題もなかった、ただの露出狂の戯言にすぎなかったはずだ。
だが、この言葉は一部の人たちを公共の場へと駆り立てた。
彼らは言う。
「我々は服を着ているのではなく、着せられているだけだった!これは理性ある人間のすることではないのではないか!?」
ソビエト連邦が出来た後の出来事、指定された地味な服のみを強制された彼らはウォッカを片手に服を脱ぎ捨て街中へと飛び出したのだ。
筋肉とは、認識ひとつでその意味が変わる例である。
今こそ、私は問おう。
貴方にとって、筋肉とは何なのか?
筋肉とは貴方のもっとも近い隣人であり、理解者であり、そしてあなた自身の実態としてあるペルソナだと私は思う。
寒くなり肉が付く今こそ、貴方の筋肉を見つめなおしてみてはいかがだろうか?
いや違う、筋肉と対話してみてはいかがだろうか?
良い筋肉に良い精神が宿るかどうかは分かりませんが、少なくとも良い精神に良い筋肉は宿ります。
筋肉は決して裏切らないのです。
だから体を鍛えましょう!