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すぺしねふ |
16/09/16 18:33 |
エリンに訪れたばかりのミレシアンは、クマの着ぐるみを着た私に、マナハーブを献上しなければならない、という取り決めを行った。
もっとも、これは、ティルコネイルの村長の弱みを握っているからこそ、そうやってミレシアンをそそのかすことができるわけだが、最近、そうやって訪れるミレシアンが、すっかり減ってしまった。
着ぐるみを着ているため、寒さはある程度しのげるものの、来る日も来る日も、訪問者が一人もなく、ただごろごろしているだけというのも、かなり暇なのだ。
また、マナハーブを献上して以降のミレシアンも、よほどのことがない限り、私の元を訪れようとしない。
精霊武器の製作という仕事を行うことで、熟練したミレシアンを呼び込むこともできてはいたのだが、特に剣の精霊について、生まれ持ったその性格の悪さと、育ちにくさも相まって、人気がなくなっているようだ。
女性剣の精霊の、どこが、どう育ちにくいかは、言わずもがな。
そういえば、あのときのマリーも、そうだった。
もっとも、噂によると、最近では、ミレシアンに対して、見せつけるかのような動きをよく行っているそうだが。
ともあれ、そんなこんなで、私の元を訪れるミレシアンは、めっきり減ってしまったのだが…
ある日、かなり久しぶりに訪れたミレシアンの姿を見て、私は驚いた。その姿は、どう見ても、幼い子どもの姿だったからだ。
もちろん、その姿でも、ミレシアンはミレシアンではあるのだが。
なぜ、そのような幼い姿をしているのか、私は興味を持ち、たまたま訪れていたミレシアンに訪ねると、特別なポーションを手に入れたから、と言っていた。
そのポーションは、製法は不明であるものの、飲めば子どもの姿になれる、という。
ずっとこの場所に居続けるのは、ともかく暇だ。たまには遊びにも行きたい。しかし私がこの場から離れると、マナハーブの献上が無くなってしまう。だからといって、クマの着ぐるみを着たまま山を下りると、山狩りに遭うだろう。
と、なると。そのポーションを飲んで子どもの姿になりさえすれば、私だとばれないはずだ。
問題は、どうすれば、そのポーションを手に入れる事ができるか、なのだが…
(まだ続くのかこの話?)
郵便へマナP(イベ餌で釣れるし)テロを展開しようw 16/09/16 20:18