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ルメシアル |
16/06/09 19:35 |
0.前提
ブラックウィザードが最初から先覚者側の人物であること
1.キホールのモリアンへの変装はブラックウィザードが提案した説
G19やG20を見てわかるように、先覚者はエリンの住民たちを異世界の神の教徒にしている。
だが、エリンには既にモリアンを初めとする現地の神々の進行が根付いてしまっている。
ならどうすればいいかと言うと、とても単純で明解な方法がある。
「その神々に対して悪印象を持たせればいい」のである。
G1ではキホールはモリアンへ変装し、ブラックウィザードはその女神に使えるフリをして悪事を働いた。
結果として、G1のタルラークを見てのとおり、モリアンに対しての信仰心がなくなっている。
副産物として、マウラスという強力な手駒がポウォールに入ったが、それは逆にキホール達の目くらましとなり、後述のブラックウィザードによるポウォール達の離反に繋がる。
2.イメンマハ前領主にマウラスを刺すように仕向けたのはブラックウィザード説
単純にキホールにモリアンに変装してもらうと提案するだけでは、神であるキホールは納得しないであろう。
そこで第二次モイトゥラ戦争でラデカの落下を阻止した功績を持つマウラスをポウォールに引き入れることを名目にモリアンへの変装を提案するのに、ブラックウィザードがその下地を裏で暗躍した説を唱えようと思う。
マウラスが快くポウォールに入ってもらうためには、トゥアハ・デ・ダナン(ウルラの人間)によほどの失望を持たせるのが一番だと予想したブラックウィザードは、マウラスの次に活躍したイメンマハ前領主(この時点では領主ではないのだが)を唆し、その役割を担わせた。
後はキホールとモルガントとゴーストアーマーで口裏を合わせ、G1のあの茶番が始まる。
3.ルエリを生贄対象にしたのはブラックウィザード説
イメンマハ前領主といえば、ルエリの父親でありクロウクルアフと契約した人物である。
しかし、前領主は生贄のことまでは知らなかった。
そもそも、契約を結ぶ方法をどこから手に入れたのかすら不明である。
そこで、ここでもブラックウィザードが関わっていた説を唱えようと思う。
まず、クロウクルアフとはエリンの神であるヌアザ、マハ、ネヴァンを倒した功績があり、先覚者達の目的を果たすには十分価値のある存在なのだ。
ブラックウィザードはそこに目をつけ、マウラスを刺させたついでに、クロウクルアフの力という餌でイメンマハ前領主に契約をさせた。
誤算だったのは前領主が息子であるルエリを生贄に捧げようとせず、結局死ぬまでクロウクルアフを呼ばなかったことである。
しかし、ルエリには契約の呪いが残っており、代行者として契約を実行できるようにはなっていたので、ルエリがアルベイに来た時に、彼をポウォールに引き込み、契約の発動の機会をうかがうことにした。
4.ルーラバダがモルガントになったのはブラックウィザードの陰謀説
ルーラバダがダークナイトに堕ちたのは、設定上では「人間(トゥアハ・デ・ダナン)がかつて世話になったフィアードの森の精霊との約束を忘れ、精霊たちが傷をつける事さえ禁じていた”母の木”を切り倒して恩を仇で返したため」とされている。
ところで、ルーラバダといえばパラディンである。パラディンといえば神が関わっている。
そう、エリンの神が邪魔な先覚者にとってはパラディンも排除の対象に入るのである。
なのでここでも、ブラックウィザードが関わっていた説を唱えようと思う。
彼はルーラバダをダークナイトに陥れるために、既に異界の神の教徒となっている人間を使い、母の木を切り倒した。
何も知らないルーラバダは「トゥアハ・デ・ダナンが約束を破った!」と思い込み、その後ブラックウィザードの言葉に耳を傾け、ダークナイトに堕ち、復活したキホールと共にポウォールに参入した。
5.キホールを復活させたのはブラックウィザード説
そもそも、キホールは既に死んでいたのだ。(G1のシラのセリフより)
しかし、誰が生き返らせたのかまでは判明していない。
なのでここでもブラックウィザードが生き返らせたという説を唱えようと思う。
異界の神に直接仕えているブラックウィザードと言えど、神そのものと戦うのは非常に困難だ。
そこで、同じエリンの神同士をぶつけ合わせる計画を立て、その第一歩としてキホールを復活させた。
なお結果はご覧のありさまであるが・・・。
6.タルラークをラビに連れて行ったのはブラックウィザード説
アルベイで致命傷を受けたタルラークが、なぜラビにいたのであろうか?
ちなみに第一発見者であるクリステルですら、なぜラビにタルラークがいたのかを知らない。
そこで、ここでもブラックウィザードが関わっていた説を唱えようと思う。
そもそも、ブラックウィザードの目的は「エリン神々に対して悪印象を持たせ、異界の神に改宗させる」ことである。
つまり、あの事件を目撃した者が必要なので、わざわざ生かして帰したのである。
7.エスラス関連の事件は全てブラックウィザードが仕向けた説
イメンマハの事件には何かと謎が多い。
なぜ赤子のトリアナが誘拐されやすい場所にいたのであろうか?
なぜエスラスは金塊が多く取れる場所の通行証を持っていたのだろうか?
なぜエスラスはルエリと鉢合わせてしまったのだろうか?
なぜタバルタスはモルガント達が近くにいる場所にあったのだろうか?
それらが全てブラックウィザードの仕業と仮説を立てると、かなりの部分が解明できる。
まず、ブラックウィザードがどういう目的でそういうことをするかというと、イメンマハにはパラディン騎士団が駐留しており、パラディンはエリンの神と関わりがあるため、先覚者側としては邪魔な存在なので排除する必要がある。
そこでパラディン騎士団を陥れるために、イメンマハの裏で悪事を働くエスラスにイメンマハの惨劇の計画を提案し、パラディン騎士団をエスラスの実質管轄下に入れさせた。
この説の根拠として、トリアナ誘拐の件でいえば、エスラスに従う一派の手によって位置は決められていたが、トリアナ自体をどこから連れて来たのかまでは判明していない。つまり、トリアナ誘拐にはポウォール側の協力必須で、ブラックウィザードが入る余地は十分にある内容なのだ。
バリの金塊の件もそうだ。金塊の多く出る場所にブラックウィザードがコボルドを送り、その通行証をエスラスに渡し、彼女に「金塊が多く出る場所はコボルドが出没する」とウソの情報を与えることで、エスラスがパラディン騎士団を派遣するように促した。その結果、パラディン騎士団たちに不信感を抱かせ、パラディンを目指していた候補生たちの多くが失望し辞めていった。
ルエリと鉢合わせした件については、ルエリの裏事情を知っていたブラックウィザードがわざとエスラスにルエリがいるマスダンジョンの通行証を渡すことで、ルエリをマウラスと同じような心境にさせて彼をポウォール側に引き込もうと計画したもの。
タバルタスの件も、管理場所をあえてモルガント達の近くにすることで、エスラスがタバルタスを操作して暴れる様をルエリに見せつけ、さらに彼をポウォール側に付きやすい心境へと追いやるために仕組んだことである。最終的には、タバルタスの中にルエリの弟であるリアンの遺体を入れていたことで、彼のポウォール入りをさらに後押しする結果となり大成功に終わっている。
8.ダークナイトは使徒のプロトタイプ説
先述を見てのとおり、ブラックウィザードは先覚者である。
先覚者は、オオカミやクマを変異させたり、人間(生死を問わない)を使徒化させたりしている。
ブラックウィザードはさらに赤クモの巨大化やダークナイトの契約にも関与しており、それらには「他人に力を与える」という共通点がある。
さらにダークナイトは、パラディンからダークナイトへ上書きできても、ダークナイトからパラディンへは上書きできないという、先覚者にとってはかなり都合がいい代物である。
もっと言えば、ダークナイトの鎧を身に纏っているのは人間だけであり、ブラックウィザード曰くダークナイトの鎧は数多くあるにもかかわらず魔族にはほとんど支給されていない。
それどころか、ポウォールに敵対しているミレシアンに渡すケースまである。
つまり、ダークナイトの鎧はポウォールの物というよりは、ブラックウィザードの私物に近いのだ。
そしてダークナイトの最終形態は心なしか、初期形態のギルガシによく似ている。
以上のことからダークナイトは使徒のプロトタイプという仮説が立てられる。
9.ポウォールがキホールに離反したのはブラックウィザードがきっかけ説
G11ではマタを初めとするポウォールがカリバーンの扱いに揉めて一斉にキホールから離反した。
そう、キホールもまたエリンの神なのだ。先覚者にとっては邪魔な存在である。
なのでここでも、ブラックウィザードが関わっている説を唱えようと思う。
この時点で、モリアンを倒すどころかネヴァンまで現れ、しかも結局倒さなかったことに業を煮やしたブラックウィザードは、マタを含めたポウォールの上層部に先の戦いで手に入れたカリバーンの扱いの話を持ち出し、その後キホールを交えての会議で、ポウォールからキホールを引き離すことに成功する。
しかし、キホールもようやくここで「誰か」に踊らされていると気づき、事前に復活の手はずを整え、ブリューナクによって殺されたように見せかけるために、わざと逃げずに攻撃を受け、そのまま表舞台から退場し、G12終了後にヌアザ達と合流して裏で暗躍する「誰か」が尻尾を出すまでファリアスに身を潜めたものと思われる。現にG15~16でモリアンが大きく行動を起こしても、表舞台に出ては来なかった。
10.幼いタルラークの緑の瞳の人格はブラックウィザード説
幼いタルラークのもう一つの人格、それはタルラークとは別の人格だとルエリが見破った。だが誰なのかまではわからなかった。
というわけで、ここでもブラックウィザードが関わっていた説を唱えようと思う。
まず、緑の瞳のタルラークはエリン以外の世界を繋げようとしている。それは先覚者にとっては非情に都合が良いどころか、異世界の神をエリンに連れてくるには絶対に必要な処置である。
つまり、ブラックウィザードはディアンの儀式とタルラークの肉体を利用し、さらにルエリには儀式から離れない理由をつけてミレシアンから儀式を守る役割を担わせたのだ。
11.じゃあなぜ今になってブラックウィザードは急に表舞台出て来たのか?
恐らく今までは異世界の神の力をエリンに持ってくることができず、表立っての行動が難しく裏で密かにやるのが精いっぱいだったのが、先述の異世界への扉を開けたことで、異世界の神の力がエリンに流れてくるようになり、使徒も容易に作れるようになり、大量生産が可能になったからというのが妥当でしょう。
つまり彼は、パルホロン族やヴァン族と同様に「密かにエリンの神に牙を研いでいた種族」で、ようやく彼も機会を見つけたということ言うことなのでしょう。
12.最後に
これはあくまでもブラックウィザードが最初から先覚者の立場で動いていたらの仮説です。
異論は認める(´。ω。)<これきっとどこかしら破綻してる
入れようよ。
かなり読んじゃったよ。 16/06/09 19:46