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坂下祥子 |
15/12/28 17:21 |
G19をクリアしてそう間もない早朝、フクロウが荷物を落とす音が聞こえた
G19のクエストはもう無い…クエストもなく尋ねてくるような知人もいない…誰だろう？
「どうもミレシアンさん」
ドアを開けると怪しげな青年の騎士が家の前に立っていた
「覚えておいでですか？
昔ミレシアンさんに任務を手伝ってもらったものですよ」
男の顔と記憶を照らし合わせる…言われてみれば見覚えのある顔だ
「そうです、ちょっと前、先覚者たちと戦っていたところを助けてくださった
ミレシアンの性分というものだったのでしょうかね
さておき、あの時はろくにお礼もできずに去ってしまって、申し訳ありませんでした
G20が始まったものですから、今日は新システム紹介に参ったのです」
どこか内通者っぽい騎士だがわざわざ参戦しに来たというのだ、とりあえずレイドでもやろうか…
「いえ、そう長く時間を取るつもりはないのでお構いなく
とりあえずこれを…あの時の神聖スキルはソロでは微妙なものばかりでしたからね」
男はクエストをこちらによこす
中を改めるとソロでも使えるものではあるが、性能的にはやはり少々微妙なスキルが入っている
「新章実装のほんのお祝いです、遠慮せず受け取ってください
あともう一つ、新要素があるのですが…これからするお話は内密にお願いできますか？」
男がドアの裏へ声をかけるとドアの死角から一人の少女が姿を表す
「最近騎士団が人手不足で余裕がなくなりましてね
メンバー級騎士がいなかったものですから、妹やらツンデレやらCV石田彰(推定)やらをスカウトしてきました
私もちょっとした当てがありまして、ダウナー系幼女を連れてきたのですが
代わりに厄介な物もいくつか押し付けられてしまったんです…ええ、こいつがその一つです
私も人手不足で駆り出されまして、うまく育てろということだったのですが…
見習い騎士の育成なんて、好感度が上がりやすい妹ならまだしも、こんなガキは高効率な訓練はすぐには出来ないんですよ
下手に急いで事を進めると下級印章を大量消費してしまいます
元手がかかっているわけでもないので、結局下手なことはせず、適当に相手するか放置してしまおうかとも思ったのですが…
私にだって良心や哀れみはあるものです…面倒や不利益はごめんだが、よい引取先がいないものかと考えたところ
ちょうど今進めている任務のあるこの町で昔ミレシアンさんに助けられたことを思い出したのです
見たところあの時と変わらずミレシアンさんはソロで戦っているようですし
余計なお世話でしょうが少々寂しいファンタジーライフを送っているのではと思いまして…
急な話ですがこいつを育成してはみませんか？」
→引き受ける 断る
「そうですか、私もこいつも助かります
こいつは今一つ好感度の伸びない見習いです。初歩の訓練をさせてもいいし
訓練ポイントや印章の稼ぎ役にしたって咎める人もいないでしょう
こいつについての詳しい話はこいつから直接聞いてください…では私は失礼します
改めてあの日助けていただいたこと、ありがとうございました」
「改めて初めまして、エルシィと申します…引き受けていただいてありがとうございます
力仕事はできませんが、申しつけてくれれば簡単な任務ぐらいならできると思います
ただ、外出時にうさぎパーカーを着せて愛でるのが一番価値のある楽しみ方だって言ってました
…お手柔らかに、お願いします」
まぁ･･････ネタも年に一度くらいは、ね(再掲
街に行って服買ってあげたり森に探索に行って怪しい花をつんでお茶に煎じて入れたらエルシイたそがあんなことになっちゃうんですね分かります
パンケーキではなくサンドイッチを食べさせると病気イベントで死ぬんですね分かります 15/12/28 18:26