「そこで私が目にしたものは…。」
嵐が吹き荒れる夜、 血の色に変わった海と濃い霧。
揺れる船体の上で船乗りたちは 悪夢を形にしたような古城を発見する。
「あぁ、どこから話せばいいだろう。」
空気を伝って浮遊する不吉さが つかの間の平穏はもう終わったと囁く。