愛の神は小さくて平凡な少女を選び加護し、
教団は神の恵みを受けた少女を教団を率いる首長として推戴した。
少女は法皇の座に就き、ライミラクの教えに従って
地のすべての者たちを平等に愛すると覚悟を決めた。
法皇エタンは神に選ばれし祝福によって巨大な力を得られるようになったものの、
あまりにも幼い女の子が手にしたその力は制御できない毒と化した。
そのため、彼女は世の中に自分の存在を知らしめるより、
資質を養いながらその時を待っていた。
年月が流れ、夜を控えた今。 ようやく愛の神に仕える法皇はその神のおぼし召しを受け入れて姿を現す準備をする。
エンヤはライミラク教の信徒。
彼女は再び発生した異変によって
ミレシアンが率いる遠征隊に法皇庁所属として参加する。