マビノギ

坂下祥子

06/07/05 00:54

「俺はただの･･･『生産ゴロ』さ」
 
「そいつはなァ･･･明智慎一といって
　金になるならどんな汚い裏の生産稼業でもやる男だ！
　生産業界内の鼻つまみ者だぞ！」

「売れるためならばその時その時の需要にあわせて
　生産の趣旨を変える･･･下衆な生産士！」
 
「下衆ときたか･･･酷い言われようだなァ！」
 
「お前のような金にまみれた下衆のおかげで
　鍛冶や裁縫が次々に商業主義になっていくんだ！！」
 
「じゃあ聞こう･･･
　その生産士たちの巣窟であるダンバートンで･･･
　商業主義でやっていない奴が一人だっているのかぃ！？」
 
「お前達のやっている、DEX底上げ修練という類は
　商業主義ではないということではない･･･　
　商業主義に『なれない』んだろ？」
 
「単体の生産スキルでは商業主義にはなれん。
　いや･･･なれんとは言わんが･･･果てしなくなりづらい！
　糸、布、インゴ、シルク etc etc
　何故か？単体では値段が飛躍しないからだ」
 
「そんな一次生産品しか作れずに
　高度な生産品を作る奴らが値段を上げているのを批判する･･･
　そういう考えこそ下衆じゃないのか！？」
 
「何だとォ！？」
 
「何故値段が飛躍しない？そうさ、理由は1つだ
　プレイヤーがあまり求めていないからだ！」

「ダスティンにバレンシアにスパイカー･･･
　セリナレディにビアンカにバレンシアショート･･･
　露店は恐ろしいほどの人ゴミさ！商業主義になりうるほどのな！」
 
「人に求められている製品を求められている数だけ供給する
　生産スキルがエリンに生まれてきた時からの
　たった１つの『理』だ！なにが悪い！！」
 
「口を開けば値段批判！他人の嫉み！妬み！
　お前らの『おままごと』と、崇高な生産士たちの孤高な精神を
　一緒にするんじゃねェ！！」
「俺は汚ねェ生産屋だがな！そんな下衆なマネだけはしねェ！！
　この木下をお前らみたいなのにする訳にはいかん！」

「さぁどうする？生産のスイもアマイも教えてやる、その義務がある！」
 

「決まってる･･･僕は･･･　　生産ゴロになる！」
 
 
ど～やら、昨今始めた方々のなかには
生産士(特に鍛冶)に対して良からぬ印象を持ってる方も居られる模様・・・
ぶっちゃけ裁縫はともかく、鍛冶製品って思いっきり赤字だからね？
別に足元見て値段吊り上げてる訳じゃないからね？
 
それはさておき、ようやく鍛冶C・・・数字ランクはまだまだ遠いな！
「修練のために材料は買わない」というスタンスを何処まで貫けるか・・・な

数字ランクの生産士とは･･･
紡織のモフモフ地獄、そしてバリＤでのインゴ失敗修練の中
目当ての生産品を作るためだったら何度でも修練し
どんな手段を使ってでも製作する、百戦錬磨の『生産士』達だ
 
蓄積された膨大な量の材料と図面･･･鋭いそのPスキル･･･
生産士達を兵士に例えるなら、彼らは精鋭中の最精鋭！！
マビノギの生産文化が作り上げた専門家(ﾌﾟﾛﾌｪｯｼｮﾅﾙ)達だ！
 
どんな修練、どんな材料にも屈しない！
鋼鉄の意志の古参兵達!!!!!
 
 
(個人的には平野作品の最高傑作はHELLSINGよりコッチだと思うのよ！
　今更って言われても良いから、続き書いてくれないかなァ・・・)