スクリーンショット掲示板
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| もう1つの可能性 | 16/11/27 04:10 投稿 |
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| 閲覧数：7620 コメント数：0 投票数：17 マイリスト：5 |
Chapter1 Re:
-黒翼の女神に背きし者よ…
我が名はブレス
キホール様がお待ちだ-
キホールの口から語られた真実。
耳を塞ぎ邪神の言うことだと彼は信じなかった。
しかしドラゴンと対峙する傍らその瞳に映るのは
彼とドラゴンを共に結界に封じる女神の姿だった。
不信と憎悪に駆られ暴走するミレシアン。
我に返り、目に飛び込んできたのは横たわるドラゴンの姿。
そして黒い鎧に包まれた自身の姿…。
全てを理解するのにそう時間は掛からなかった。
己が力に恐怖した彼は決して人が近づくことのない
地下迷宮へと身を隠した。
どれだけの時が経ったのだろうか。
いや実際にはそれほど時は経っていなかった。
様々な感情を抑え、苦悩する彼には
1分1秒がまるで途方もない時間に感じられたのだ。
そんな彼の前に光と共に現れたのは
黒翼の神だった。
まるで何かが弾け飛ぶかのような感覚が走り
刹那、彼の体は黒に染まり神に襲い掛かる。
しかし触れることすら敵わず地面に叩きつけられ
力以前に次元の違いを知る。
すると黒翼の神が手を差し伸べた。
彼はその言葉に一瞬驚いた表情を見せたが
程なくしてその手を掴み、神と共に消えていった。
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