マビノギ

soralis

05/03/04 23:04

スレが乱立し、いろいろな意見が出ているようなので、もう一度まとめます
他人の著作物を前提として書きますね
 
著作物を自分のPC上でＭＭＬに書き直す行為
　これは著法第30条の私的使用のための複製となり違法ではありません
　（誤解している人がいるので追記）　
　曲をＭＭＬに変換する行為自体が複製となると考えてください（厳密には違いますが）
 
著作物のＭＭＬをマギノビ内の自分のキャラのスキルスクロールに書き込む行為
　まず、厳密に言えば司法の判断が必要です
　しかし、キャラのデータはネクソンのサーバー内に記録されますが
　キャラデータ内での管理となるので、個人の所有物の中に複製という主張ができます
　つまり、私的使用の範囲と主張できます（訴訟になったときに、この主張が必ず通るという意味ではありません）
 
著作物のMMLをマギノビ内の自分のキャラでスキルを使用し演奏する行為
対価を取らない場合（ゲーム内通貨、アイテムも対価として取らない）
　まず、厳密に言えば司法の判断が必要です
　ここで、問題となるのは公衆送信権の侵害となるかどうか？です
　受信を目的としていないので、公衆送信ではありません（著法2条７の２）
　次に公衆送信権の中の通信可能化にあたるかが問題となります
　著法2条９の５に通信可能化の定義がありますが
　他のＰＣに記録されないので（厳密言えば違うのですが、とにかく）
　通信可能化にあてはまらないと主張することができます
（訴訟になったときに、この主張が必ず通るという意味ではありません）
　また、著法第38条の営利を目的としない上演等になります
 
スキルによるマビノギ内の演奏でゲーム内通貨アイテムでも対価をとれば
営利を目的とした演奏とういことでﾀﾞﾒ（演奏権の侵害）
ＭＭＬをアップロードはﾀﾞﾒ（公衆送信権の侵害）
ＭＭＬを掲示板等に書き込む行為もだめ（公衆送信権の侵害）
ＭＭＬスクロールを他人に渡すのもﾀﾞﾒ（複製権の侵害）
ＭＭＬデータを他人に渡すのもﾀﾞﾒ（複製権の侵害、私的利用の範囲を超えるため）
 
なので、ネクソンの注意事項を守れば大丈夫です
ただし、ジャスラックや著作者に訴えられる可能性は有ります
著作者が侵害されたと思えば訴えることは可能です（親告罪）
また、ネクソンが他人の著作物を演奏することを禁止したならば、素直に従いましょう
基本的に権利を侵害した人が訴えられます
ですので、自分の行う行為に責任をもって行いましょう
 
最後にいいの？わるいの？という質問は愚問です
基本的には司法の判断が必要なことです
現在この条件にあてはまる判例はありません
なので、ジャスラックや著作者が司法の判断をうるために訴訟を起こす可能性もあります
他人の著作物を扱う上では細心の注意が必要です
 
これで、わかるかしら・・・
 
勘違いしている人がいるので追記
 
簡単にいえば、演奏スキルをつかって演奏することは
法的にグレーゾーンと言えます
なので、
グレーだから大丈夫
グレーだから訴えられる
両方言えるということです