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すぺしねふ |
24/07/04 16:47 |
どーもどーも。
「たこ焼き」の記事を書こうかと思ったんだけれど、その前に、マビノギにはレシピがないっぽい? お好み焼きについて書いてみる。
広島県民に「広島風お好み焼き」なんて言うと激怒するなんて話があるんだけれど、そもそも広島風お好み焼き、あるいは広島焼きと表現しているところもあるね、ともかくその広島風お好み焼きの発祥の地は、実は大阪なのだそうだ。
正確には、広島風お好み焼きの原型と呼べるものが戦前の大阪にあったそうで、それが広島に渡って今の広島風お好み焼きになった、とのこと。
もともと大阪で売られていたのは「一銭洋食」という名前だったそうで、…もしかしたら、これ、「箸巻き」のルーツかもしれない。…箸巻きについては、関西発祥、あるいは博多発祥という感じで諸説あるみたい。ちとこのあたりは調べきることができなかった。
で、その、広島風お好み焼きがあそこまで広島で広まったその理由のひとつに「おたふくソース」という会社の影響があるそうだね。
この会社は、ソースの売り上げを伸ばすために、お好み焼き屋さん1件1件を回って、そのお店独自の配合のソースを卸していったそうなんだ。なので、同じおたふくソースを使用しているお好み焼き屋さんでも、ソースの味が微妙に違ってた、らしい。
そして、そのおたふくソースは、ソースだけでなくお好み焼きの材料なども卸している、言わばお好み焼きの総合総社みたいになってるね。もっとも、お好み焼きのみならず、たこ焼きの材料なども卸しているそうだよ。
さて、その、お好み焼きなんだけれど、…広島風は置いといて、各地でいろいろと文化が別れているそうだ。
たとえば、おいらの地元徳島では、「豆玉焼き」なんてのがある。
これは、お好み焼きの具材に金時豆を入れている、甘いお好み焼きだ。玉ってのは、たまごのことね。生地に混ぜ込んでるよ。
この「豆玉」については、なぜかWikipediaに記事がある。
また、具材に天麩羅を入れてるのもある。この場合の天麩羅は、「緑のたぬき」に入っているような、あんな天麩羅だと思って欲しい。
また、フィッシュカツという、これまた徳島独自のカツを具材に入れる場合もある。
さらに言えば、徳島は関西圏に含まれている影響もあって、関西系のお好み焼きが主となっている。モダン焼き(普通のお好み焼きに焼きそばが入ってる。広島風とはまた違う焼き方になる)なんてのも普通にあるよ。
あと、ソースなんだけれど、同じく地元徳島では、かがや醤油(現在、盛田醤油グループ傘下)のお好み焼きソースが基本となってる。
このソース、徳島県民は、お好み焼きだけでなく、てんぷらやフライ、コロッケなどの揚げ物にかけたり、もちろんカレーにひと味加えたりするときにも使ってたりする。
おたふくソースのお好み焼きソースと比べて、とろみが非常に強く、味もスパイシーな感じでけっこう濃いんだわ。
また、何年か前だけれど、「地ソース」とかいう、地元だけで消費される、ごく少量しか生産されないソースなんてのを特集していたこともあった。
最近になって、徳島でもそういう地ソースを作ってる会社があるってのを知ってびっくりしたことがあったりする。
こんな感じで、お好み焼きひとつとっても、いろいろあるね。
地元にしか無いお好み焼きなんてのは、普段食べ慣れているもんだから、それが珍しいとは気がつかないんじゃないかな。
なお、おいらの地元スーパーによると、お好み焼きは、家庭料理の中でもかなりコストを安く抑えることができる優秀な手抜き料理とか言ってるよ。一人前で100円以下とか。キャベツの値段にもよるだろうけどね。
ワイ地元はお好み焼きについてそんな地域性らしいものは見当たらないしオタフクソースが普通に使われていたりするが、地ソースについては、(お好み焼き関連かはともかくとして)ジンギスカンのタレというのがあって、それ自体は(少なくとも自分は)かなりジンギスカン以外に使っているという体感がありますね…。
一般的にジンギスカンイメージとして北海道がある(と思う)けど、そういうタレ置いてあるのが普通という生活をしていると、それ以外の地域から見てどう見えるのか、は不思議に思うことがあるね……(道外の知り合いと喋っていると調味料として使っている話をする場合に大体「知らない」と言われるケースが多い)。
それはそれとしてお好み焼きっておいしいよね 24/07/06 03:58