マビノギ

通りすがり_cic

06/07/08 16:38

私は独自に修行を重ねて、ついにレッドパラディンになる事が出来た。
 
　よく考えてくれ、このゲームはMMOだ、
従来あるストーリーを積み重ねて、”パラディン”というシステム的な姿になれるかもしれないが。
 お前らの心の中はどうだ、本当にパラディンに慣れたのだろうか。
 
　スキップで作られる下級パラディンなど今まさに愚痴スレッドが立ち並んでいるが。 
　俺は淡々と進むストーリーで構成された、パラディンやDKにも嫌気が差している。
　誰かが作った道を歩み、パラディンになったとしても、何の意味も無い。
 
 
 
　私はレッドパラディンになるべくして、毎日のように友達と狩に出かけ、時には友情を語り合い、喧嘩もした。
　今思い出すと、とても魅力的な物語だった。
　あの時に出会った戦友や彼女は今でもよく話す。
　レッドパラディンの称号を得ると同時に、戦友のおかげで少しは中身も成長できたと思う。
 
　毎日のように狩にでかけ、時には戦友からの援助もあり。
　ようやく”装備の材料”が手に入った。
　もとから生産キャラクターだったので、材料の加工は、自分で行った。
 
 
　最後に、とても腕のいい鍛冶屋に頼む事になるわけだが。
　その鍛冶屋を探し当てるのにこれまた時間がかかった。
　合う人に鍛冶屋の話を聞いたり。
　露店を巡って、腕のいい鍛冶屋を探したり。
 
　最終的に、”○○”となるお方が真っ赤な鎧を作ってくれると申し出てくれた。
 
　成功確立を高めるために、月曜日まで待って欲しいとの事だったので。
　材料を預けて、ダンバートンの銀行前で座っていた。
 
　漫画などを読んだりしていたが、どうしても落ち着かない。　
　ようやく集めた材料だ、失敗された時を考えると、気が気じゃなかった。
 
　そんな時、一人の楽師が、そんな俺を落ち着かせるように、フルートの音色を響かせた。
　何の曲か分からなかったが、数分、楽師のフルートの音色に身を委ねることした。
 
 
　そして、緊迫の月曜日の日・・・。
　私は確信していた、必ずしも成功させてくれていたと。
　何だか、妙な確信が持てた、理由があるわけじゃないが、確信が持てた。
 
　マビノギにつなぐと、早速、メモが送られてきていた。
 
 
 
 
 
 
 
　「ごめん、失敗しちゃった」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
　現実は厳しいと実感した。