|
通りすがり_cic |
06/01/29 22:29 |
ー雪道ー
ふと、俺は大事な事を発見した
危なかった、実に危なかった
隅にある黄金ハーブを取り逃していたのだ。
糞!俺としたことが!!。
そりゃさっきの声とか気になるけど、黄金ハーブが異様に気になる。
確かにメインの赤ハーブは抜いた、全力で抜いた、
しかし黄金ハーブがどうしても気になる。
OK戻ろう、大丈夫少年は・・・逃げるかもしれないが、ハーブ優先だ。
=1=
あれから一時間、最大スタミナ20という効率の悪さを嘆きながら
ハーブを抜き一息ついている。
しかし、あの少年が戻ってこないって事は、やっぱり何かあったんだろうな。
ああ、気になるけど行きたくないな、戦闘になったらさ俺絶対に死ぬぜ?間違いない
逃げるための道具、殆ど持ってこなかったからな。女神の羽がほしい。
といっても、道具なんて無くても逃げ切る自信はあるけど。
いやいや、逃げ切る自信のある冒険者って、冒険者として正しい姿なのだろうか、
アル意味正しいようで、正しくない気もするが、
そうだよな、俺は別に騎士でも武士でもないしな、どっかの剣士みたいに
背中に刀傷は武士の名折れだとか、そういう問題でもないしな。
まてまて、最初から負ける事を前提に考えるなんて俺らしくない、
相手の戦闘はじっくり見させて貰った、二三個だが癖も見つけた。
俺は武士でも剣士でも、騎士でもない、
冒険者だ、しかも万能型。全てに対応して、全てを知り、全てを読む。
って俺は冒険者であって知将じゃない。
まぁ、どうでもいい。元々俺は頭脳型。
もっとも効率的に、もっとも正確に、もっとも的確に、1もっとも確かに、もっとも確実に、もっとも素早く、もっとも明確に。
”敵を殺す”
それが俺の用いる最高の戦術、技、スキル、特技、裏技、切り札、奥の手。
・・・まぁ俺はアサシンでも無いわけで。
OK落ち着け俺。取りあえず自分でぼけて突っ込むのはあまりにも寂しすぎる
こんな事なら愛しのサイさんを連れてくるべきだった。
しかしあの少年の剣術、戦い方を見ているとどうも昔にあっている気がする
しかもごく最近だ、そうだな一ヶ月前、どこぞやの化け物、グランギネ・・・・。
まてまて、俺はスポンジのように記憶力が悪い。友達から言わせて貰うと
無関心女とか、世界が滅びても気づかないとか、母親の名前を忘れる女とか
などのタイトルを欲しいままにした俺だ。記憶力に自信がない。
・・・・・・・・もう一度少年の顔を見れば思い出せそうだ。
まぁ一息ついたし、傷薬も五個ほど制作した。
MPも全快、お腹がすいて力が出ないが。絶佳の召還も出来るようになっただろう。
まぁ準備完了、というところだ。
・・・・「行きますか」
ため息に似た言葉がを吐きながら、雪で真っ白になりつつある森を駆け抜ける
こう冒険生活が長くなると、どんなフィールドであれ、俺疲れることもなく走り続けられるし、体制も崩さない。
ちょっとしたコツって奴だ。
左右の木が、雪が、全てが俺と逆の方向へ移動している。
実際に移動してるのは私なのだが、錯覚という奴だ
こういう光景はいつみても心躍る。
ー後書きー
どんどん主人公の独り言が激しくなります。
そうとう寂しいと思われます。だれか助けてあげてください。
ついでにこれはテキスト型ゲームにしようと考えて作っているので
基本的にナレーションっぽいのはカットしています。
全部主人公の考えてることです・・・。
しかし、物事の描写って難しいな。