マビノギ

なつんちゃん

16/10/20 18:20

飼い猫がなにやら元気がないので病院に連れて行くことにした。

緊急の場合は近所の動物病院に行くのだが、時間もあるし、この子を引き取った病院のそばにお気に入りのパン屋があって久しぶりに行きたくなったのでクルマで出かけることにしたのだ。

めったに使わないキャリーバッグに入れていざ出発、しばらくすると・・・。

”うにゃ～！うにゃ～！ぎにゃあああん～！！！”なにやら飼い猫が騒ぎ始めた。

久しぶりにクルマに乗せたので興奮したのかな？

あまりにうるさいのでバッグから出してやると途端にピタリと啼き声が止まった。

飼い猫は興味津々に車内を歩きまわる。

足元に入られたら危ないので助手席のクッションの上に座らせたんだけど・・・。

すぐに飽きてダッシュボードのインパネの上、つまり私の目の前でどっかりと左横向きのスフィンクス状態で寝っ転がった・・・。

「こらオマエ邪魔ったい、どかんや！」

信号待ちで引き摺り下ろそうとしたんだけど・・・。

”フーッ！！！”

思いっきり威嚇された・・・orz。

仕方がないのでほっといたんだけど、通行人やらドライバーから注目されて恥ずかしいのなんのって・・・。

とある大きな信号にて・・・。

右折信号になり、歩行者自転車がいないのをしっかり確認して進入開始、ハンドルを切ると・・・。

遠心力が働き左方向外側に働くG、当然飼い猫の身体も・・・。

一瞬見て分かるくらいのびっくりした表情でダッシュボードにツメを立てる飼い猫、だが横Gは容赦なく飼い猫を襲う。

ズルズルと滑っていく飼い猫、ツメを立てて必死で踏ん張ろうとするがGの方向に逆Rのツメ立ててもねぇ・・・？

ズルズルと滑っていった飼い猫、左のピラーに激突、そのまま下に落ちようとしたのを必死でツメ立ててダッシュボードを引っかきながら落ちまいとしたがあえなく落下、ビックリして飛び上がったのをタイミングよく首根っこをひっ捕まえて首輪に指通して拉致、そのままバッグへ強制収容になりました・・・。

やっぱあぶないもんね。

その後の診察で軽いカゼとのことで一安心、名物の”めんたいバターフランス”の焼きたてをGET!帰路につきました。

だけど・・・ダッシュボードは引っ掻き傷がいっぱいで・・・。

これもこいつとの思い出のひとつになるんだろうか？