マビノギ

真煉

05/06/18 22:38

6月17日 金曜日　くもり　（日付天気はリアリティを出すために現実のものを書く）
 
私は今日から日記を書こうと思う
動機はない
私は気まぐれでね
 
ああ、今日も平和だ
 
・・・・だが、裏を返せば泥水のように濁った世界がでてくるさ・・・ｸｯｸｯｸｸ
 
私にはすべてが見えているぞ・・・・
私を楽しませてくれ
私を楽しませてくれ
私を楽しませてくれ
 
さて、今日の出来事でもかくとするか
 
私はﾎﾟﾜｫｰﾙという醜い怪物を退治している・・・・いや、違う
あの目を見たときは私も背筋が凍りついたよ
常人ならﾎﾟﾜｫｰﾙ相手といえども笑うことはないだろう？
だが奴は笑っていた
鋭い目、赤くギラギラ光っていた
睨み殺せるくらいの・・・・・ハハ、できるわけないか
口はﾆｯと笑っている　こんな怖い笑顔は見たことがない
真正面からじっと睨み付けられると・・・私は耐えられないな
ヤツの持っていたハンマーには血がこびりついている
ヤツはその血を舐め奴の口から音がでた
 
「ケケケケケケケケケ」
 
狂ってやがる・・・・・
 
ハハハ・・・・思い出すのも怖い・・・・
今日はここらへんで終わろうか
 
 
6月18日 土曜日　晴れてたのかな
 
今日はダンジョンに行ってきた
 
 
あの、"ヤツ”がいた荒野の南の町？村と言ったほうがいいのかな
その村の中心にあるダンジョンにもぐった
 
 
 
 メンバーとの会話
「さくっと鉄取りに行こうぜ」
ああ。
「一応、包帯もって行きますね」
ああ。
一人は黙って手を合わせている
祈っているのだろうか
もう一人は黙り込んで武器の手入れ
私はと言うとずっと"ヤツ”のことを考えていた
 
少し"ヤツ”のことを調べたくなった
好奇心というやつだ
わからないから怖い
わからないから調べたい
 
私も厄介な性格だ。この性格が私の心に恐怖の焼印を・・・・
 
さっそく中にはいって探索をはじめた
皆ポワォールとは戦いなれているようだ
慣れてるとはいえその顔に笑みの欠片も見当たらない
・・・・・当たり前か。
 
私も余所見ばかりしてられないと思い
ハンマーを構えてポワォールに殴りかかる
 
ドスッ・・・・グチャ・・・・グチャ
いやな音だ
気が狂いそうな・・・・・そんな音だ
 
一瞬全身をかけめぐる電撃？みたいなものを感じた
 
あれはいったいなんだったんだろう・・・・
 
それからの記憶が途切れているみたいだ
 
気がついた時にはほかのメンバーの姿はなかった
 
不思議に思いながら今は荒野の村の片隅でこれを記している
 
 
え・・・・何か聞こえる・・・・・？
 
・・・・・・お・・いきな・・なに・・を・・る・・・ドスッ・・・・・・グチャ・・。
 
 
 
おい・・・・まさか・・・